捩じれたハート
あの悪評高き朝ドラがいよいよ来週で終了します。(笑)
NHKの朝ドラ「ちむどんどん」
毎日、毎日悪し様に非難され続けて半年。する方も、受ける方も本当に
お疲れ様・・としか言いようがない。
私も見ていましたよ。毎朝、定番の朝食食べながら。ちなみに私は毎日の食事を
記録に残していて、我が家の朝ごはんは「朝定」と「その他」に分けるほど
ほぼ決まっています。なにかって?
それはまたいつの日にかということで・・・
もちろん私も家人も呆れながら、突っ込みながら見ていました。
私たちが大人しく、しかも感心しながら見ているはずがないでしょ。毎日Yahoo!の
エゴサーチを楽しみに見ているほどの性悪なんですから。ふふふ・・
それにしても脚本家の羽原さん、どこかお悪いのかとおもったくらいですが、
それになお足を引っ張ったのは、演出陣のセンスのなさ。
NHKってこんなドラマ作っても、誰も責任取らなくていいんだ・・と思ったらあの
立花党首の悪人顔(失礼・・ほんの主観です)が少し、可愛く見えるぐらいです。(褒めて
います・・)
そもそもの間違いは、あのバスが停まって、子供時代の暢子が降りてきてみんなで抱き合って
東京行を辞めた時から。あそこから話はどんどん非難の的になるような方向に
向ったような気がします。
私は7月に沖縄に行きましたけれど、地元でもこのドラマ、誰もなにも言ってない。
フクギ並木の入り口で、ドラマのポスターが雨に濡れているのが目に付いただけ。
地元テーマとはいえ、地元でも呆れられていた?? と深読みせざるを得なかったのです。
私は沖縄が大好きで、何度となく行っています。
最初に行ったときはまだ車が右側通行してました。首里城は再建されてなくて守礼の門
だけが残っていて、地元のおばあに道を尋ねると、あまりの見事な沖縄弁に、ただただ聞き流すだけ
しかできませんでした。
そんな私の沖縄愛(・・ちよっと違うような気もしますが・・)を、踏みにじるかのような、ご都合主義
満載の展開。主人公の痛い性格。可愛げのなさ。夫の存在感のなさ。極めつけはノーテンキな家族愛。
これ朝から見てました。
意見の中には「いやなら見るな」というものもありました。
ご尤もです。
でも、いやなものって見たくなりません?
いやだけど見たい。どう厭なのかを見てみたい。だって、見たからといって何も損するわけじゃ
ありませんもんね。
むしろ、悪態つくことで今日の日をスタートさせるフラッグのような役目すらあるかもしれない。
ならば、それなりに意味のあるドラマか・・
いや、それも違いますね。
誰も、いやなモノをはじめから受け入れられるわけではないのです。たまたま関わり合ったから
そうなっただけで、関わり合わなかったら触れなかったはずです。
複雑な(単に嫌味なだけかもしれませんが・・)自らの心の内を覗き込みながら、私は
来週の最終回を待ち受けでいます。
主人公が、沖縄に帰るということになるのでしょうが、それを見て自分がどう突っ込むかを
今から練っています。
主人公が沖縄に帰ることはもうすでに読んでいます。
だってお店再開して客が増えて・・このあとどんな展開でつなぐかと考えたら
「故郷回帰」しかないじゃないないですか。
今は、ドラマのラストストーリーより突っ込み方を考えている自分が
そしてそれが妙に楽しい自分が、ますます捩じれていくようで、ちよっと怖いです。
NHKさん
どうぞ次のドラマは私を元に戻してください。お願いします。。。