大切な子供
気のせいかもしれませんが、子供の行方が判らないというニュースが最近よく
目につきます。
子供の受難というならば、車の中に閉じ込められたり、親や義父からの虐待であったり
統計的にはどうか知りませんが、感覚的にはやはり多くなっているような気がします。
いま、松戸で行方不明の女の子も、どこでどうしているやらと思うと、胸が痛みます。
朝のワイドショーでも追跡なんてしていましたが、いい大人が(しかもおじさんが)小1の
女の子の軌跡をたどれるわけがないじゃないですか。
お母さんを舐めるなよといいたい気持ちは、ちょっと押さえて・・
こういう番組でよくあるのは、女の子の軌跡を辿って「ここを渡ったらキックボードが
発見された場所です。ここは案外交通量の多い道です」なんて言っています。
交通量が多いなら、その時間帯にそこを通った車の運転手さんに、呼びかけてみたらどうでしょう。
「この時間帯にここを通ったかもしれないドライバーのみなさん、ご自分のドライブレコーダーを
一度確認してみませんか。」と。
真実かどうかは知りませんが、最近のドラマでも、小説でもよく出てくる警察所内のシーンに
ドライブレコーダーや、野外のレコーダーを警察官が見ているのがありますが、あれって
何時間もそんなに集中力が続くはずがありません。
いくら、仕事といえども、膨大な数のテープを一人や二人で見続けるくらいなら、
その時のドライバーが自分のテープをよーく見る。そこから発した方がよほど
効果的ではありませんか。
自分ではわかるでしょ。「あ、その時間帯自分通ったわ」って。
その時間帯の分だけ見ればいいのです。気になりませんか。幼い子が一人そこを
通っていれば・・
警察が強要することができないなら、せめて正義感面して滔々と事件経過を喋くるレポーターの
あなたが言ってみてもいいんじゃないですか。と、思わずテレビに突っ込みそうになりました。
キャンプ場で行方が分からなくなった少女。自宅から外に出てしまった坊や。そしてキックボードだけ
残して消えた少女。
子供のからんだ事件や事故は、あとを絶ちません。
少子化を嘆く前に、今いる子供たちを大事にしましょうよ。
大人がみんな見守るとか、注意するとかのセーフティネットを作りましょうよ。
子供に注意を促す前に、大人がどうすれば子供を見守れるかということをまずは
考える方が先でしょう。
心構えや、気持ちだけでなく、具体的に何かあったら何ができるか。
そんな真面目なことを考える夜もあります。。。