意見

2022年10月12日

起き抜けの回らぬ頭のままテレビチャンネルを選んでいると某テレビ局でいつも過激な発言を

する暴コメンテーターの姿が見えないではありませんか。

朝のテレビは時報替わりですから、どこでもいいのです。この局はコロナ華やかしころ(今でも

けっして衰えているとは言えませんが・・)政策分科会の尾身会長や、政府の方針に悉くケチをつけ

この番組で超有名になったコロナ専門家(?)の女性教授と、いまはもうその席にいない暴コメンテーターの

攻撃暴論で面白かった時期もあるのです。

ただ、それは一時期ですぐに飽きてしまいましたけどね。

毎朝、毎朝、ああも悲観的に世情を嘆いて政府の方針を論い、自分だけが正義のような論陣を

見ていると、なんだか昔の「嫁をいびる姑」を連想してしまって、ある時から、ちっとも

面白くなくなりました。

 

そのうち、女性教授が消え、彼女は、コロナとかく戦えりなんて本を出していますが、いやいや

闘ったのはあなたじゃないでしょと、本屋の店先で突っ込んだ私も相当な姑根性だと自嘲して

しまいました。

そして長いブランクのあとの某コメンテーターの不在です。

 

あとでたまたまYahoo!を見てみると、どうやら彼は失言で下ろされたらしいということ。

さもあらんと思う反面、今更? とも思うのです。

彼はそういう役割であって、そういう暴言で彼の存在が成り立っているのでは・・と

思いつつ、今日はまた、その彼のあとに出演した、アナウンサーから弁護士に転身した某女。

彼女のウクライナに対する、コメントが「心ない」とYahoo!で叩かれていました。

クリミア橋のことで、彼女の言い方が心ないと・・

 

戦争の話をしているのに、生と死は避けられません。それを情感たっぷりに話すか、感情を交えずに

話すかは、それぞれの意識によるものです。

私は先日、某局の人気アナウンサーさんがウクライナに出向いて、そこから番組に中継している姿を

みましたが、彼女は目に一杯涙をため、鼻水をすすりながら、時には涙を零して訴えていました。

 

私はこちらの方にこそ違和感を持ちました。

自分がメインの番組を休んでまで、行った先であなたの伝えたかったことはこれ?

あなたがいい人には見えるけれど、あなたは中立の人ではないよね。正か邪はいまここで

あなたが見たことだけで決めるの?

 

そんなことを思ってしまう私には、女性弁護士さんを非難し続けているYahoo!のネット民の

あまりの狭量に驚いてしまいます。

最近はとくにそうで、ちょっと公の人が何か言うと、自分では本名も名乗らない多くの人が

その人を攻撃します。

やれ優しさに欠けるとか、そんな言い方はないとか。今の時代にそぐわないとか・・

さも正義は我にありといった口調で・・・

 

これを見るたびに私の心は冷え続けています。

こんなことが続けば、遠からず日本人は意見を言わなくなるでしょう。

文学はなりたたなくなるでしょう。

誰かが決めたことに、唯々諾々と従い、反論はせず、多くの人たちの気持ちを

慮って、肝心のことは決められないそんな人ばっかりの国は、はっきりと主張し、白黒

つける国に乗っ取られても仕方ないでしょうね。

 

もう重箱の隅をつつくような事(これも死語ですかね)は、おやめなさい。

揚げ足取る意見もやめませんか。

意見を言うときには、多少の責任は持ちましょうよ。

せめて、誰かが反論した時に、自分で答えられるくらいの・・・

 

こんなこと言ってるのに、ここが炎上しないのは、誰にも相手にされてないから?

そう思ったら、少し寂しい・・・(笑)

 


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