祝日

2019年10月22日

本日は天皇陛下が内外に皇位継承を宣言される「即位正殿の儀」の日です。

朝からNHKをはじめ、中継が続いています。この日は祝日となりました。

誠におめでたい限りです。・・・なんて殊勝なことを言っても、このへそ曲がり魔女相談員のことです。

なにか、腹に一物あるなと推測なされた、あなた。あなたは鋭いっ!

なんておちゃらけているつもりはないのです。

 

ふと、日本の国の歴史を浅学の頭でひも解いてみると、日本の国は100年ほど前は鎖国をしていた國です。

外国との交易は、本当にほんの一部を除いて、無い国だったのです。

そんなときに、執り行われた即位正殿の儀は、外に知らしめる必要はなかったのでは?

日本国臣民にのみ、しっかり告知しておけばそれですんだことですから、外国なんて関係なかったはず

ですよね。

明治になって、世界を相手にし、日本国の国主としての天皇はその地位と権力を内外に知らしめる

必要は当然あったでしょう。

しかし、それも第二次世界大戦のあと、日本国憲法で天皇の地位が明記されたあとは、どうなんでしょう?

「象徴」という、ある意味なんとでも取れる立場に置かれ、なんの権力もない、本当に世俗を離れた

唯一の日本人。神様でもあらせられる天皇が、わざわざ内外にその地位を後継したと宣言する必要が

あるのでしょうか。

 

日本中から警官を寄せ集め、外国の国家元首を多数招いて、なにかあればどうする?

昨今の水害であえぐ各県民の心情を蔑ろに、こんな儀式を國をあげて、行うことを

本当に天皇陛下はお望みなのだろうか・・・

 

かつて、秋篠宮様が、正殿の儀は天皇家の私事としてやるべき・・なんてことを仰っていましたが

誠に慧眼と思います。

 

国をあげてやると、やはりきな臭い。

NHKで、高瀬耕造さんに指名されて、妙に改まってこたえる政治部の、岩田明子さんの顔が、

安倍総理の施設秘書みたいに見えた私の眼は、白内障でしょうか?

 

天皇家のそれぞれの行事は、長い歴史と教養が綿々と受け継がれた、日本独自の秀麗さを

醸し出しております。こんな行事を見るにつけ、日本人として生まれた幸運と矜持を

心から感じます。

だから、だから、深々と粛々と、何にも侵されず、利用されず、天皇家の行事として

執り行っていただきたいと願うのは、不敬でしょうか。。。

 

 


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