今時高校生に対する観察
少しお休みをいただいて、沖縄に行ってきました。
沖縄は「うりずん」の季節に入っており、暑い最中とはいえ、涼やかな風が吹き抜けてとても
気持ちの良い季節です。
こんな夏なら大歓迎です。沖縄は10月までが「夏」なのだそうです。
沖縄はもう何度か訪れています。最初はまだ車が右を走っていたころで、すぐに左になりましたが、
これが私のちょっとした自慢で、沖縄の人をとっ捕まえては「私は車が右通ってたころに来たことが
あるのよ。」と、吹聴して回る困った魔女観光客です。
この時期は修学旅行生がたくさん来ていました。
タクシーの運転手さんの話では、3~4人のグループでタクシーを借り切って観光するのだそうです。
しかも、調べ尽くして地元も知らないようなインスタスポットを探して指名してくるのだそうです。
沖縄本島の北の果て「辺土岬」に行きました。なんのために作ったオブジェか今は誰も知らないような
原色の巨大なヤンバルクイナの前で遭遇した女子高生四人組。
「どこから来たの?」
「大阪です」ばっちりメイクの綺麗なお嬢さんです。
次の今帰仁城跡でも「どこから来たの?」
「福島です」
本当に日本中から高校生たちが来ているようです。
行く先々で尋ねて歩くのがなんだか楽しくなって、私は一つの法則を見つけました。
彼女らは長いジャージと短ぱん型に二分されます。
それも分析してみると北の方にいくづつに短パンになり西日本は長いタイプが多いのです。
なぜか?
私なりに考えたのですが、北の地方に限って沖縄は「暖かい」という思い込みが強いのではないかと。
だから北は短パンで南に下がるほど長くなる。
そしてグループの中の一番華麗な子が、一番ばっちりメイクをしている。インスタに自撮り入れるから?
でも、彼女たちはみんな明るく、話しかけでも快く返事してくれます。
男の子グループも親切です。雨宿りの場所を濡れが少ない自分たちの場所と変わってくれたり
道を譲ってくれたり。お礼を言うと、その中で一番幼げな子が消え入りそうな声で「いいえ」と
恥ずかし気です。
この成果を得意げに娘に吹聴していると
「そんなことばっかりやってると、今に観光先々で声かけてくる不審なおばさんありって
警戒メール流されるよ。」とひと言。
げげっ・・なんてこと。
今時の過保護な大人が、異世代交流をこう邪魔するか・・・
魔女相談員は、世知辛い世の中をつくづく嘆くばかりです。。。