世界はきな臭い
本当に第三次世界大戦が視野に入って来そうで怖いです。
ウクライナ侵攻がまだまだなんの光明も見いだせない今、イスラエルのこの惨状は
次々と起こるテロや紛争の火種になって、またもや大戦がと思わざるを得ないでしょう。
昨日、鈴木宗男氏がテレビで吠えていましたけれど「政治家は戦争を終わらせる工作
しなくちゃならんのです」
私は同氏は好きではない、はっきり言えばああいうタイプの政治家は嫌いですが、壮大な
自己礼讃の中に、ひとつ二つは真実があるもんだなとは見ています。
戦争には反対するけれど、ロシアの横暴には抗議するけれど、始まった戦争は
すみやかに終わらせねばなりません。双方にお金や武器やを、援助する大国が亡くならない限り
争いは続きます。
ロシアでもウクライナでもない。もちろんアメリカでもない第三国が、少しでも早く和平交渉の
算段をしてくれないものかと思っています。(もちろんどこかがすでにしていたら、私の不見識
とお笑いください。)
ここを納めないと、イスラエルはもっと大変なことになりそうです。というより、アメリカは
イスラエルに手一杯でもうウクライナのことを、これまでのように援助できないのでは
ないかと思います。
どちらが大事かって話になれば、言わずもがな自国の経済界を牛耳っているユダヤの民を
蔑ろにはできないでしょう。
この水面下の和平交渉、日本に出来るなんてことは到底思えませんが、戦争が終われば
子供でも判る真理があるのです。
「戦争は勝った方も負けた方も悪い、戦争に正義はない」
これは戦後何十年を生きてきた、我々日本人の教育の成果ではありませんか。
戦後何十年たっても、戦後を忘れない民になるため、日本人はさまざまな形の
記録を残し、物語を作り、アーカイブに収め、後世に残そうとしました。
この教育の意義を是とするならば、これを指針にこれからのきな臭い世の中を
渡っていくしかないのでは?
銃器を振り回して、女や子供を平然と撃ったり殴ったり、足蹴にしたりするシーンは
もう見たくありません。
毎夜、毎夜そう思いながらも23:00からのニュースを見ないでは落ち着かないのです。
生まれてすぐに飲み水もなく、飢えて死ぬミャンマーの赤ちゃん。銃撃され地雷で
四肢を飛ばされる戦火の子供たち。そんな子供たちを、世界の果ての安全地帯の
さらなる凪の国でニュースで見ている私達。
罪深いことです。年を重ねるごとに、この罪悪感がひたひたと押し寄せて、いつか
圧し潰される気がします。
その前に、安らかな死が与えられますように・・・
(私は神さまを何も信じない罪深い人間ではありますが、たまにこんな気持ちに
なることもあります。。。)