本性
今年は弊社も業務形態を大きく変え、いろいろを刷新する年になります。
自らの体力と気力と行動力にどう折り合いをつけてこれからを行くのかがポイントです。
不死の魔女とはいえ、不老ではありません。それなりに年も取ります。口力以外は
衰えも感じます。
しかし、それは自然界においてはごく自然なことで、変わらぬままの何十年って、
ちょっと怖くはありませんか。
負け惜しみではなく、私は万物は何事も変化すると思っています。
変化のない時の流れはありません。でも、その変化を楽しむことも生きる目的ではないかと
たまには哲学的に考えてもみるのです。
「あなたは変わらないねぇ」とよく言われます(いやいや、これ褒め言葉でなく性格が・です)
いいえ、変わっています。人には見えなくても、判らなくても、自分の中で落としどころや、
堅持しているものは、微妙に変わっています。それをなるだけ外に出さないようにしている
だけです。
それを、若い時の私は「狡知」とか「迎合」とかの言葉で、軽蔑していた時もあります。
でも、自分がこの年になって判ります。その微妙な変化は「変節」でも「転生」でもなく
生きてきた知恵なのだと。
長い時間を生きてきて、その中を自分がどう泳いでいくか、その水の流れの変化にどう処して
いくか、これを考えながら生きて行くことは、課せられた生きる目標ではないかと思います。
人が変わるのは当然です。世の中も環境も変わっているのですから、ヒトだけ変わらぬはずが
ありません。ただ全部が変わることはないのです。
自分の中で一番大切にしているものは、ラッピングが変わっても、根本は一緒です。それが
変わることは自分が変わることです。これを私は「本性」と呼んでいます。
どうぞ皆様が、こんな私を受け入れてくださいますように。。。