女の立場

2024年01月08日

今更、公言するのもなんですが、家人はよく働きます。

よく言う「コマネズミのように」クルクルと動きます。時々、何かを忘れたり

探し物に時間を取られたりのことは多々ありますが、それは「ご愛敬」と

いう事で。

お友達もよくこの性格を承知していて、みんなでBBQしたり、淡路島に行ったりしても

もう平気です。

最初の頃は、まだご飯食べている時に、かたずけしたり、食洗器かけたり、

洗濯機まわしたりと、一歩間違えれば、嫌味にさえ取れる働きぶりです。

しかし、それも「こういう性分」と思い定めると、それはそれでほっとけばいいだけ

のことで害意はなさそうです。

 

ただ時折

「キミは幸せだよね。こんな働くボクがいて」と嫌味たらしくいうときには、ただでは

聞いておかないようにしています。

「何を言うか。私だってできるけど、あなたが今やらないと、あなたの気が済まないでしょ。

だからあなたに譲ってあげてるのに、私のこの心遣いが判らないのっ。」

・・・これって、所謂「屁理屈」ですか?

家人もどこか納得したような、納得できないような素振りはしますが、なにしろ

理論武装で私を言い負かせようなんて・・100年早いわっ。はっはっはは~

 

こんな私が言うのもなんですが、女の地位は上がったのでしょうかと最近しみじみ思うのです。

昔は子供を育てるために仕事を辞めることは当たり前の気風さえありましたが、

最近は「専業主婦」の地位は限りなく低いようです。

相談事があっても、あなたは旦那さんのお給料で食べてるんだからなんて平気で言われて

います(私の大好きな発言小町の中で)

家と子供を守っているから男は仕事で頑張れるなんて、前世紀の戯言みたいな位置づけです。

ならばと仕事を捨てずにいると、育児と家事に疲弊して助けを求める声をよく聞きます。

しかも、育児休暇なんてもっともらしい休日を取っておきながら、その間の収入は減額。

酷いところはゼロです。

そして家計折半の家では、夫から「君の分半分は出してよ。足りなければ君の貯金からね」

なんて平然と言われてるんですよ。

 

こんなこと言われたら、その時点で私なら憤然とちゃぶ台(今時そんなもんないですけどね)

ひっくり返しますけどね。←うん。キミならするね。絶対。

こんな世の中になって、女の仕事と負担は、昔よりずっと増えたと思いませんか。

昔も男女間格差に私は憤っていましたが、いまは女の奴隷化に憤ります。

女は男の日々の暮らしを支え、子を産んで、まだ経済的にその半分を担うとは、

昔嫁になるというのは「sex付の家政婦」と言った文化人がいましたが、今はそれにお金まで

付けているなんて・・

 

どんな高邁な法律も、制度も、それは本当に一部のヒトのものだけで、多くはそれを

逆手に取られて利用されているだけなのは、今に始まったことではないのですよね。

そんな風に思いながら、ブログを打っていると「洗濯物はもうないの?。靴下片方だけって

どういうことよ。」と家人が階下から上がってきました。

うーん。これって男女が入れ替わっているだけで、我が家も世間と同じ?

・・・私は自分の立場を知り、そっとPCの蓋を閉めたのでした。。。

 

 

 

 


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