年の初めだからこそ。
新年早々の惨事続きで、世の中はなかなか落ち着きそうにはありません。
今日は、八代亜紀さんの訃報に、またまたびっくりです。
一方的にこちらからだけですが、見慣れた有名人の死は、なかなかに堪えます。
「舟唄」のあの頃はあんなことがあったとか、「雨の慕情」は楽しかったあれが
あったよねとか、いろいろなことが思い出されます。
近年は、八代亜紀さん世代の訃報が相次いで(私にはそう思えるのです)
なんだか、日本人の平均寿命は少しづつ、下がっているような気がします。
私自身、周りによく言ってます。「チクロと人工甘味料で育った世代」なのですから、
古来の日本食で生き抜いてきた、親より上の世代に勝てるはずがないのです。
なにしろ私たちの世代は酷かった。
今は「温暖化」をお題目のように唱えていますが、今から数十年前は空は灰色。
河は悪臭のドブ川。海は汚染という有様で、「公害」という言葉が生まれ、
工業都市と呼ばれる地域は、それは酷いありさまで、車社会の入り口でもあり
「交通戦争」なんて言葉もありました。
不謹慎ながら今でもよくテレビで交通事故が放ぜられますが、昔ははその程度の
交通事故は日常茶飯事でした。
光化学スモッグなんてのありましたね。チカチカと空が光って、警報が鳴る。
全く、いつの時代の話なのでしょう・・
そんな環境を経て、重ねた年月です。知らず知らずにこの身の中ほどには、得も言われぬ
毒素が堆積してあっても、ちっとも不思議でないかと思います。
そう思うと、先に逝かれる人々は私達の先達かとも思うのです。
いつかは来るその日の為に、どう生きるか。どう日々を過ごすのか、人生の大きな命題に
今更ながら向き合ってみるのは、正月だからでしょうか。
・・あんがい真面目に生きてるなって思います。。。