不幸せの向こうにあるもの

2019年11月09日

秋も盛りの今、わが友人夫妻は奈良の「正倉院展」を楽しんでいます。

鹿と戯れる写メに「いいね」とコメントを送ると「快晴と言ってくれ。」と返信がきました。

まさしくその通り、天平の甍の上は青い空に真っ白な雲が漂って、朱色の鳥居の下から冠を

揺るがせて奈良の官吏が三々五々と歩いていそうな雰囲気です。

うちの雨女と娘と競合しても絶対に負けないと豪語する「晴れ男」立派です。さすがです。

 

こんな人もいるのに、本当に不運な人というのもいます。特にこんな仕事をしていたら、

不運の上重ねの方に時たまお会いします。それがまた、案外ご本人は気付いておらず、しなかやに

受け止めていたりして、人間は本当に不思議です。そして愛おしい。

弊社はリピーターが多いと前にも豪語しましたが、この方もその一人です。

 

良家に生まれ育って、聡明で知的な美人なのですが、なにしろ男運が悪い。

最初の相談に来た時の相手は、仕事もせずに夢ばっかり語る学習塾の先生。確かに顔はいいし背も高いですが

東京で一緒に雑貨屋さんやろうよと誘うなんて、なんで?と思いませんか。普通なら・・

その男には二股の女がいました。女は風俗嬢で男も女に騙され、その男は、彼女を騙して・・という悪の連鎖。

 

次は同僚。バリバリ仕事ができて後輩に慕われ、上司に信頼されている。趣味にお金をつぎ込むので「お金が

ない」が口癖だけれど、デートでは必ず払ってくれる。ラーメンだけど。

不愛想だけど、時々示してくれる優しさに心持っていかれちゃったんですね。

ところがこの男。よーく調べると究極のバワハラ男。後輩に慕われていたのではなく、力と恫喝で言いなりにして

上司にはへつらいという典型的な「やな男」これが、男前に見えちゃったんでしょうね。

生まれながらの「お嬢さま」には。よくあることです。

昔ありましたよね。「愛と誠」今は亡き西城秀樹さんがすごく恰好よかった時代です。(古すぎます?)

あのバージョンそのまま。

 

そしてまたまた次は妻子持ち。これはいけません。

これは相手がどんなに素敵でも、男気があろうとも、相手にしてはいけません。

絶対に手を出してはいけない相手なのです。

ドラマや映画でよく歯の浮くようなセリフいいますね。「僕たち出会うのが遅かったんだ。」と

男が女の肩を抱く。その二人に紅葉がはらはらとこぼれる。

はーい。カット。

もうそこで終わりにしましょう。責任ある男なら、真実愛に生きる男ならここでやめます。

自分の区切りを付けてから、再び彼女の愛を確かめます。

それまで待てないのは「大人の愛」とは呼べません。

 

大人の愛は待つことです。残された時間がなんやら・・という方もおりますが、人の不幸の上に建つ

幸福の城はありません。残された時間が少なくなることは仕方ありません。

自分の大事な時間を犠牲にしてでも、得たいものがあるのですから。

そのもののために、自分の大事な時間を捧げるのは、ある意味当然ですね。

 

私は魔女相談員ですから、甘い言葉は言いません。優しいスパイスも時に少しだけ。本音と見栄で

生きておりますから、彼女に囁きます。

「あの男はやめなさい。妻ある男を取り合っても、後からの方に勝ち目はありません。

彼が身ぎれいになってから、それが判ってから始めても、決して遅くはないですよ。」

仮に彼女が100歳が来ようとして、彼は離婚したけれどその残された命があと一日であったとしても、彼を手に入れるのは

その一日だけにしましょう。

その一日は、不倫と呼ばれる百日よりもずっとずっと幸せです。

 

 

 

 

 

 

 


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