歯牙にかけず

2024年02月01日

世の中は騒然としたままで、二月を迎えました。

原作者問題も燃え上がったまま、今度は麻生さんのあの「おばさん」発言とそれに

対する上川さんの対応について、なんやかやと言われているようです。

モーニングーショーで、コメンティターの浜田敬子氏が、上川さんに女性としてはっきり

糾弾してほしかったのような発言をしていましたが、そうなんでしょうかね。

 

たしかに、ジジィからおばさんと言われれば、腹も立ちます。いやジジィでなくても、

赤の他人に呼ばれればいやに決まっています。

私など他人から「お母さん」と呼ばれてもいやです。

・・・私はあなたのお母さんではありません。

厭ではありますが、いちいちそれを糾弾して訂正させて、それか何になりますか。

言われた相手が、心から反省し次回は絶対に言わないでおこうと決心すると思いますか。

・・ま、相手次第ですが、麻生さんはしませんね。一万円賭けてもいいです。

 

それを、軽くスルーするのは逃げではないです。これ以上の無用な時間を使わないための

配慮です。

浜田さんともあろう方が、テレビの圧力に負けて、あんな風に言うんだとちょっと

がっかりしました。

男女の均等という問題は、男性側から見るのと、女性側から見るのでは、だいぶ隔たりが

あります。

同じことが、同じようには見えないのです。

 

私は上川さんの「大人の器の大きさ」を見ましたね。

あの麻生さんの発言を正面から受け取って、糾弾すれば、世間は上川さんの味方です。

でも、言った本人の麻生さんは、それを受け入れてせめて次からはと訂正することは

ないと思います。それは長い彼の政治家生活が証明していますよね。

そんな不毛な時間を、あんな男のために使う必要があるのかと考えたら、あの対応で

充分ではないですか。

うわべの勝利なんて、なんの役にも立ちません。本当の勝利宣言は、そういうもろもろの

失言をも糧にして、自分の言いたいことやりたいことのパワーに変える実力と人脈の

形成ではないでしょうか。

 

自民党の時代の終焉はもうすぐそこに見えてきました。同時にそれは「おじさん政治」の

終わりです。

ここで、女性総理が出なくていつでるのですか。

麻生さんも、二階さんも、亡くなった安倍さんも、そして岸田さんも、来たるべく

女性総理への道への足掛かりにすぎません。

 

いま、求めるのは「革新的な変革」です。それには、言い方に難はありますが「女性総理か、

青二才総理」のどちらかしかないと私は思っています。

 

そう思いつつ、あの上川さんの冷静な、麻生さんのことなんか、なにほど?

と、いうような扱いが、私は好きですね。それが彼女の闘争の手段のひとつであったとしても。

いや、そうであるなら、なおさらにです。

 

・・・世に蔓延る一見親切なお兄さん

「ねぇ、お母さん」「ちょっとお母さん」と呼びかけられて、誰もが気持ちよく振り返るなんて

努々思わないように。知らん顔して振り返らないのは耳が聞こえないからではないのです。

無視しているんです。あ・な・た・をね。。。

 

 


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