ロイヤルホスト大好きです
佐賀行はいろいろありました。
言いたいことも、怒りも、愚痴も山ほどありますがそれは前述のように、別綴りに収めて、この間に
長崎にも行ってきたことも、ちよっと触れておきます。
佐賀と言っても、義実家はかなり長崎よりですので、市内まで一時間もかかりません。
雨の朝でしたが、ほら「長崎は今日も雨だった」と謳うぐらいですからね。
これ、なんども繰り返したのですが、娘にすら「それなに?」と言われました。
名曲も時代には敵わずということでしょうか。
いいえ、名曲は時代を越えるというのもありますよね。ここはわが娘の不明を恥じておきましょう。
私の住んでいる地域にはロイヤルホストがありません。はい。それほど田舎です。もと、佐賀にも
ありませんよ。(佐賀県のみなさま、ごめんなさい。意趣返しのつもりはないのです)
でも、私はあのオニオングラタンスープが大好きなのです。たまにロイヤルホストに行くとどんな
メニューを頼んでも、必ず付けます。オニグラスープ
前もって調べておきました。ロイヤルホスト蛍茶屋店。
到着にだいぶ苦労しましたが、ようやく着いてふと目の前を見ると、せり出した小高い丘にびっしりと
ならぶ墓石。坂の町長崎ですから、店前が斜面は珍しくはないですが、車を降りたらドーンと墓標は
なかなかに迫力があります。
しかも、どれもそう古くはない。そもそもこの位置にお店を作る気になったロイヤルホストの勇気を
ささやかに称えたい。
店内ではいつもの白いシャツに程よい長さの黒タイトスカートの品のよいお姉さん。
私達の前のお客様に丁寧になにか説明しています。
私はブレックファースト。イギリス風の小さな焼き型パンで。家人も真似します。やなかんじ。
これは小さめのオニグラスープが付いています。
ちょっとしたホテルのアメリカンブレックファーストですね。やっぱり美味しい。
家人はお姉さんに、この店の入り方で苦労しました。どうすれば簡単に晴れますかねなんて
聞いている。もう二度とこないわよ。と腹の内で毒づく私。
珈琲はドリンクバーにも拘わらず、最初はサービスしてくれます。ここも、ホテル並み。
ジュースも美味しいのですが、私はここのココアが大好きです。
チョコレートを溶かした本格的なやつ。
マシーンでのドリンクバーとはいえ、こういうココアを提供しているファミレスはありません。
自分の経験値でしか動けない家人は、アップルティーでしたが、私が一口味見させてあげると
目を見開いて、それを半分くれと言います。
いやです。これは私の。
でも、アップルティーを捨ててまでココアを入れに行けないのが、家人の融通の利かない、でも
見方によればまあいい処なのかも。
で、私がそれを飲んで、もう一度淹れてきます。そしてそれを半分。少し多めに恵んであげる
ことになりました。
朝が早かったので、ゆったりとした時間をすごし、ではそろそろ行きましょうと席を立ちます。
レジに私が立つ寸前、入り口から少し雨に濡れた女性が入って来ました。
いらっしゃいませと笑顔のお姉さん。
「トイレだけなんだけど、どこ?」濡れ女は俯き加減に言います。
「この奥でございます。」と、にこやかに手で合図するお姉さん。そこに向う濡れ女。
私の前にレジ待ちが一組いたので、私の番になったとき、例の濡れ女が出てきました。
私が支払いしている時に、すり抜けるように店を出ようとする濡れ女。
「ありがとうございました。」
私へのお釣りを確認しながらも、満面の笑顔で、本当にどのお客様にも尽くすような丁寧な
礼をしながらの、ありがとうございます。
さすがロイヤルホスト。
とても自然で、入る者はすべて顧客というスピリットなのか、なんの違和感もないそのしぐさに
痺れました。わ・た・し
あまりに自然で、見惚れたまま支払いを済ませ、駐車場に行くと、濡れ女も車に乗り込む処です。
先に乗り込んでいる家人に、一連の出来事を話すと、「すごいね。すごいよ。」と大感激。
もともと、こういうことには私以上に感激しやすい性格なのです。
「そうよね。ロイヤルホストの社員教育さすがよね。」
「いや、というより彼女の顧客対応力じゃない? 人柄だよ。やっぱり素敵な人だと思ってたよ。」と
感激しきり。
「で、お客様アンケートに彼女の名前書いてあげた?」
・・・いや、そんなものなかったけど。第一レジしてる時にそんなの書ける?
よくありますよね。〇倉バスタなんか毎回書け書けって。
毎回同じこと書かれてるってことは、何も直ってないってことだよ。と、忠告してあげたいくらいです。
お姉さんのプロ意識と接客の見事さと美しさは、私が十分に感じました。そして一番身近な家人に
話しました。家人がまた、話を大きくして誰かに伝えるでしょう(笑)
私もこうしてブログに書いています。
これで充分ではないですかね。
ロイヤルホストもお姉さんも、大仰に「いいね」と並べるだけより、こうしてたった一人の中に深く
刻まれることが本当にサービスということを知っているのだと思います。
私はよりロイヤルホストが好きになりました。
わが地域にはなくても、入りにくい地形に建っていても、目の前が墓地でも・・です。
・・・ま、わが地にあればもっと嬉しいというのがホンネではありますが、大人の事情は
もう判る歳です。
次に行くのが楽しみです。次は神戸のあの店です。駐車場が狭くて苦労するのですが、コストコ
帰りにより利用しています。。。