沖縄

2024年10月14日

しばらくブログが停滞していたのは体調不良でも、心境の変化でも、もちろん息絶えた訳でも

ありません。息絶えていたら、これを綴ってはいませんものね。

先週は沖縄に行って参りました。

 

実は、今年の九月には、長期で北海道に行こうと2.3年前から計画は練っていたのですが、

この近年の羆の出没に、私の心が折れました。

息子は仕事柄何度も北海道に行っており「大丈夫。街中になんてでてきゃしないよ。それより

山の中ならスズメバチの方がよっぽど怖いよ」と言うのですが、北海道に滞在すると言っても、

いつも札幌あたりをうろうろするわけではありません。

稚内も行きたいし、苫小牧にも行ったことがありません。釧路や別海もまた・・なんて思ったら、

どこで羆に遭遇するか判りません。

 

人間の強盗なら、まだ話せばわかるという気もちらっとはしますが、羆にはたぶん説得は

届かないでしょう。問答無用であの爪が・・と思うとただただ恐怖です。

もう命の惜しい年ではありませんが、痛いのは嫌です。一瞬の衝撃は耐えられるかと思いますが

あの爪で太い毛むくじゃらの腕で弄ばれ、かみ砕かれ咀嚼されるかと思うと・・

吉村昭さんの「熊嵐」の名作は深く私の心に刺さっています。

 

ということで、行く先を沖縄に変更

「ハブはこわないんかっ?」という息子の問を既読無視して、先週行って参りました。

 

天気は上々。空は青く海は蒼いです。いつもの沖縄が私を出迎えてくれました。

今回は、家人と二人なので身軽。いつも泊まるホテルの目の前に聳えている伊江島に

いつかは行こうと思っていたのですが、今回それも行ってきました。

 

伊江島は素朴で北側は南シナ海が浸食した岩が素晴らしい景観の「湧出」

南側はGIビーチと呼ばれる真っ白なビーチ。誰もいなくて、どこまでも白い砂浜が続く様は

まるで天国です。

でも、天国でも家人と二人っきり・・それはいやだな。

 

島の真ん中は米軍の予備飛行場があって、バーンと金網と「NO ENTRY」の看板が。

そしてサトウキビ畑と黒糖工場。本当に古き良き沖縄です。

それでも船着き場近くには、「公設質屋跡」と称されるコンクリートの大穴だらけの建物が

周りを圧しています。

これは沖縄戦で、最初に艦砲射撃を受けたこの島の銃撃の烈しさの象徴です。壁も窓もありません。

この中に誰かいたらもう粉々でしょう。

役場の隣にひっそり移設されていますが、正直保存状態はよくない。

裏手は薄暗く、雑草が邪魔をしています。

ま、こんなこともありで、いつものように書くと長くなるので「沖縄旅行記」に綴ります。

いつか自分が身動き取れなくなった時に、読み返すために・・

 

でも、いくつになっても「初体験」というものは絶えないものです。

今回も多くの「初体験」がありました。でも、だからこそ旅はやめられない。

おババのさすらいは、これからもまだまだ続きます。。。


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