春は大阪
やっぱり春ですね。気まぐれな天気が続いています。
先日、家人が大阪春場所を観戦に行きました。
私も誘われましたが、私はまったくきょーみなし。大体スポーツと名が付けば赤ちゃん相撲でも
観戦しょうかという家人とは全く趣味嗜好が合いません。
二階席の最前列を手に入れて浮かれた家人を横目に「裸の男のぶつかり合い見て何が
楽しい?」と嘯いてみた私ですが、あんなに浮かれまくっている家人を見ていると、やっぱり
行ってもよかったかなと・・いやいや。思いませんよ。そんなこと。
私はチケット買って初めて知りましたが、当日は入ろうと思えば午前9時から入れるのだそうです。
いつもテレビで午後3時ころから見ていましたが、あれはその時間からでないと放映されないだけで
ホントはこんな早い時間からやっているのだそうです。
もち家人はその時間に行くつもりだったようですが、折角大阪に行くのだからと、
午前中は「万博会場」の進展具合を見に行こうという事になりまして、お昼を食べてそれぞれ
解散ということになりました。
私?・・大阪には行きますよ。相撲に興味がないだけです。
曇り空とはいえ、海岸通りは気持ちがいいです。ごみ処理場とは思えないメルヘンチックな工場を
すぎると遠目に、あの賛否ぎりぎりの木造の「大屋根リング」が見えます。
高台ではなく、埋め立て地の平地のせいか、しょぼい。
古い遠くの木造の富豪の家・・壊れかけて柱が剥き出し・・みたいな感覚。
テレビとはずいぶん違うな・・が第一印象。前夜にたまたま、あの大屋根リングの土台が波に洗われて
剥き出し・・なんてニュースを見ていたからかもしれませんが。
大型のトラックがひっきりなしに行き交いますし、もちろん邪魔するなんてことはあっては
なりませんので、遠くからとは思っていましたが、遥かに見える威容・・という感じではないので
遠くからから見たら、埋め立て地に建つ巨大な杭。そんな印象です。
申し訳ないですが、なんの感動も圧も感じず、「こんなもんね」と家人と言いながら後にしました。
各国パビリオンがどう進捗しているかは、まったく興味なしなので、通り過ぎただけです。
私は先の万博も知っていますが、あの熱気と興奮は、遠い昔の出来事のようです。もちろんこちらは
まだ始まってはいませんけどね。
私は、たぶん行かないと思います。
関係各位には大変申し訳ないけれど、まだまだそこより行きたいとこは沢山あるのです。
もう残された時間が無尽蔵にある訳ではないので、行きたいところが最優先です。
嘯きながら難波パークスに。駐車場前のコンビニでお相撲さんが二人並んで歩いていました。
あー春場所よね~と、こんな私でも思います。
お昼は高島屋の7F県泰豊で点心を楽しんで、待っている間にも大阪と神戸のカップルの二週間ぶり
デートに口出しして(笑)、食べたあとは、彼らとも、家人とも、バイバイと別れます。
私は難波パークスシネマに。ここはご存じのとおりかつては大阪球場があったところで、春になって
スキーウェアのバーゲンがよく催されていたものです。
はい。よく行きました。毎年サイズの変わるわが子を恨めしく思いながら、こんなのがないと
やってられないわよねと独り言ちながら漁っていたのは若き日の私です。
いまはオッシャレな多目的タワーになって、南海ホークスに罵声を浴びせていたおじさんや、
バーゲン血眼のおばさんはおりません。
屋上庭園には、しゃれたベビーカーに、素敵なママ。まるで育児雑誌の表紙みたいな母子ばっかりです。
日本って、思っているより豊かなんじゃ・・と思ったら、私は世の中の非難の標的になりますかね。
でも、ともかくそこの光景は穏やかで幸せそうでした。
私が映画を見ている間にも、家人からは次々と写真が届きます。
がらんとした土俵まわり。徐々に増える観客。
だから、私は興味ないって。優勝杯も別に見たくないし。あなたが「王鵬」の色目の悪い方の
タオル買っても全然きょーみないですから。
取り組みが全て終わって・・どうせすぐには出てこないことは承知。弓取り式は当然。なんなら
最期のごみ拾いまでやってから出ましょうかくらいのもんでしょうとは思っています。
「いゃー面白かったよ。ね、来年も来ていい?」
好きにしてくださいな。どうせ行く気なんだから、なぜに聞く?
わざとらしい・・
夕飯にと入った道頓堀千房も、今はおじさんばっかり、
みんな場所帰りです。だってみんな、同じ袋持ってますもの。
私達の隣も、おじさま四人組。もうリタイアしているかんじではありますが、連日
通しで通っていらっしゃるとか。私たちが席に着く時、家人の袋を見て、にやり。
「今日は残念やったな」
・・すご。この人、この色目の悪い配色がちらっと見えるだけで、王鵬のタオルと
判るんだ・・ちなみに今日、王鵬は負けたそうです。
恐るべし。相撲ファン。年季が違いますな。
おじさまたち、飲むわ、喋るわ、語るわと、その騒がしいこと。ま、店内みんなそんな
かんじなのではありますけどね。その喧騒が心地よいのです。ここでは。
大阪の夜はやっぱり熱くて、賑やかで、楽しかったです。
そして心の隅で、ちょっとだけ、「私は行かないけど、万博がまあまあ成功しますように」と
ビリケンさんに手を合わせておきました。。。