変わる私。変わらない私

2019年11月21日

久しぶりに高校時代の友人に会いました。魔女にも女子高生の時代はありましたとも。いえいえ、想像はしなくて

結構です。今と変わりませんから。・・もちろん外見は変わっていますよ。でも、私中身はずーーっと同じらしいです。

これ会う人会う人の感想です。こんな捻た女子高生。可愛げなんて言葉は小学生時代にもう置いてきていました。

 

その彼女が言うのです。若き頃、どれだけ夫の浮気に泣かされたか・・・。同時に三人の女がいたこともあったそうです。

夫のあとをつけて、女の家を確かめて、インターホンを何度も押そうとしたり、やめたりしたこと。舅や姑に息子に

女ができたのはあんたのせいやと罵られ、台所の片隅で噛み締めた奥歯がぼろっと砕けたこと。

女がいるのいないので夫と口論になり後頭部を叩かれ失明寸前になったこと。

堰を切ったように彼女の口から、壮絶な結婚生活が語られます。

「私あの頃は、ゴキブリみても羨ましかった。ゴキブリでも性交しているのに、私は夫に顧みられることなんて

もうずっとない。私はゴキブリ以下?」って何度も自問自答したと彼女は言います。

これはまた極端な・・とは思いますが、夫に浮気された妻の敗北感とはこれほどのものなのでしょう。

「誰にも言えない。誰にも言わないと自分に誓ったからには破れなかった。まだ夫にも言ったことはないの。」

「なぜ言わないの? 言えばいいじゃん。言いなさいよ。」と私

「離婚するなら言う。しないなら言わないと誓ったからには言わない。」

「あら、そうなん。じゃ溜といたら?。なんでも捨てる私がいいか、溜め込む性質がいいかは、自分で

決めるもんよ。私なら、自分をゴキブリ以下とまで思わせる夫のどこに未練があるのかが判らない。」

「そうよね。式部(彼女は私のことを学生時代から密かに、江戸紫式部と呼んでいたのですが大人になってから

二人の間の通称になってしまっていました)は、そういうと思った。」となんとも晴れやかに言うのです。

 

どうやら、夫婦間の悩み事は私には相談するなと密かに囁かれているようです。

私に相談したら、この極端な性格はずーっと変わらないから、私にはゼロか百しかないと思われているようです。

でもね、人間を何十年もやって、魔女の域にまで達したら、そんな単純な人格だけではなくなるのですよ。(

ふふ)

私は私の生きる道を変えたりはしません。石ころがあっても跨いで、水たまりがあってもその中を進みます。

でも、人にもそれを勧めるかと聞かれれば、それは別ですと言い切りますね。

人は自分とは同じではないのです。それに気づいたとき、すごく楽になります。そして優しくなります。

ただ私の場合その優しさと包容力を発揮するのは、依頼者さんだけに決めていますけどもね(笑)

まだまだ魔女相談員健在です。。。

 

 

 

 

 

 


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