誕生日が・・
日々暑さが続きます・・当たり前です。まだ七月の前半。終わろうはずがありません。
散歩で足腰鍛えようと思ってもこの暑さです。「散歩の老女、路傍に死す」なんて
ニュースになるかもなんて思う前に、外に出ようと思いません。
そこで、一計を講じたのが、「おうちジム」
お師匠さまの寛大なお心と実行力で、我が家の三階は見まごうばかりの美しさに変身し、
息子はすきあらば帰ってこようかとし、娘はいつでも出戻っておいでと誘うと・・以後来ません。
ともかく、綺麗になりまして、しかもなにやら伝え聞くところによりますと、壁が綺麗になったら
空気が綺麗になるとか(これは、世界で最もあてにならない家人が誰やらに聞いてきたことですから
信憑性には著しく欠けます)。
またまた話が逸れましたが、ともかく綺麗になった空き部屋にいつぞやから置いてあった
ルームランナーをきちんとセットして、クーラーガンガンの中で歩くことを決めました。
私がやると言うと、必ず一言二言嫌事を言うくせに、自分も必ずやるという陰湿な性格なのが
家人です。
私が30分といえば、じゃ60分。私が負荷22といえば、じゃあ30と・・まったくやな奴でしょ。
で、はじめて今日で一週間。
はい。たった30分が長く辛いです。滴り落ちる汗で顔はべとべと。Tシャツは体に貼りつき、髪の毛の
間を汗が流れるのさえ判ります。
ぼんやりした頭で歩きながら「これ、外でやったら死ぬわ」と本気で思いました。
息も絶え絶えで30分を歩き切り(しかも15分で5分休憩入りです)水分補給と汗をぬぐうと、
もうお風呂に入らずにはおれません。
でも、そのお風呂のあまりの心地よさ。朝からお湯張していますから(家人が朝畑仕事するので)
温度はそこそこ下がっています。
お風呂の風を涼風モードにして、頭からシャワーを浴び、ついでに汗みどろの下着を洗濯するのが
もう快感~
と、ここまではなんだか夏に挑戦しているみたいでいいでしょ。どこが?という声もありましょうが
そこは無視して・・
ところがお風呂からあがって、お師匠妻に教わった手作り梅ジュースを飲むと、もう動きたくない。
我が家には分不相応のストレスチェアに座ったまま根が生えたように微動だにしない。
しかも、ちょっと気をゆるすとうつらうつら・・
私はテレビ視ながらはよく寝ますが、本を読みながら寝るということはまずありません。
ところが、この時間には本さえ開きたくないのです。
ゆらゆらとうつらうつらの心地よいことと言ったら・・
まだ行ったことはありませんが、天国や極楽とはこんな処かと思うばかりで・・
・・いやいや、天国極楽は誰でもがいける訳ではありません。
まだまだ、いろんな愉しみがあるものです。
そしてこんなことに愉しみを見出せるのも、年を重ねたが故です。
こう考えると、年取ると言うのも、なかなかお得なこともありますよね。
ときたま「いつの時代に戻りたい?」なんて会話することがありますが、私はいつでも
今が一番と思っています。これは強がりでも言い訳でもなく、現在より楽しい時は
ないといつも思っています。
ひとつづつ年を取って行く毎に、思いは強くなっています。
そして今月の末・・私の誕生日がやってきます。
・・・・・・もう楽しくも嬉しくもないですが、「いいのよ。誰もプレゼントなんてくれなくても」
なんて悪たれ口叩く愉しみもあります(笑)
ち、ちょっと待ってくれ!!
プレゼントは、ミニホームベーカリーとアイロン渡したじゃない!と、隣で家人が叫んでおりますが、
確かにもらいましたが、それって私だけのものじゃないじゃん。
焼いたパンはあなたも食べるんでしょ。アイロンはあなたの方が使うじゃない?
年をとると物欲というものも無くなるようです・・ホント??。。。