亡国の魔女

2019年11月27日

朝起きて、テレビを点けてニュースを見ていたらびっくり。

なんと某百貨店系列では、女性店員が生理中はそれを示すカードを胸に下げて仕事をすると

いうのです。

私なんかからみたら、これこそ「セクハラ」の極みじゃないかと思っていたら

街頭アンケートで20代、10代の女の子たちは「賛成」が多いそうですね。これにまたまたびっくり。

 

理由は「辛さを判ってほしい」ということらしいです。

言い分も全く判らないでもないですが、自分の辛さを他人に判ってもらうと、辛さが軽減するの?

なぜ人は、あなたの辛さを判ってあげなくてはならないの?

あなたは自分の辛さをあたりかまわずみんなに知ってほしいの?

クエッションマークは果てしなく続きます。

 

私たちの時代にも「生理休暇」はありました。でも、それを取るのはとても恥ずかしいことで

そうと知られることは処女かそうでないかを知られること・・くらいに思っていました。

かくいう私もあまりの生理の重さに、目の前が真っ白になって気を失ったこともあります。

それでも、それがなんのせいかを口にするのは恥ずかしかったです。(もちろん今は平気です・・って

もうそもそもの原因がありませんけどね。笑)

 

我慢が美徳と言っているのではありません。

辛いことを家族や、親しい人に零して、慰めてもらったり、労わってもらったりはもちろん

ありでしょう。

でも、赤の他人にまでそれを強要しますか?

しかも、この場合、相手は「お客」ですよ。

 

それほどつらいなら、休めばいいのです。

無理して出てきて、他人に思いやりを押し付けるなら、さっぱりと休めばいいのです。

 

こんな簡単なことを誰も言わない?

職場には、そういうことをかわしながらやってきた女性の先輩店員は誰もいないの?

こんなことが罷り通るから「男女参画」やら「働き方改革」とやらが、仕事したくない人種の

お題目にしか聞こえないのです。

自分の辛さを自分で処理できない人間が増え続けたら、日本はいつか「悲鳴の国」になって

しまいますよ。

いつも、誰かが「辛い」と叫んでいる。それに同調している声が渦巻く。我々世代はこんな風潮を

おためごかしと呼びました。こんな国は早暁滅びますね。

私の知ったこっちゃないですけど。

 

もういっそのこと、男性にも生理が来るようにして、受精可にして、どちらが子供を孕んで10か月を

耐えるか選択できる制度を作ってみたらどうでしょう?

そしたら、本当に男女の苦しみを分かち合えますよ。

そして性別のない、文字通りのジェンダーフリーの国になりますよ。

みんなおんなじの、個性も差別も競争もない平穏な、でもずーっと同じ時間だけが

流れるつまらない世界が待っていますよ。

 

私は魔女とはいえ、こんな世界はまっぴらごめんです。

これなら、一介の相談員として静かに去り行くことが幸せなような気がします。

さあ、いまのうちですよ。浮気調査も所在調査もやります。どんな相談でもお受けします。

こんな魔女相談員に、生きる力をください。。。

 

 

 

 

 

 

 

 


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