あの世とこの世
あっという間に12月です。木枯らしが吹くような事態にはまだなっていませんが、
これからの気候を思うと憂鬱です。
私はなんといっても寒いのが大きらいですから、冬は冬眠したいくらいのものです。
家人はいつか「オーロラ」を見に行きたいと言いますが「一人で行って。」と私は答えています。
旅はなんといっても常夏の地に決まっています。
暖かい陽射しの中で、ぼんやりとすごす時間の楽しみは、何物にも代えがたいものがあります。
そんなことを考えながら、縁側で・・ってうちには縁側はありませんでした(笑)
今日は家人の近しい方の訃報が届きました。家人の亡母のボーイフレンドさんです。
離れて暮らす家人が帰省のたび「お母さんのことはおいにまかしんしゃい。」と、ドーンと胸を
叩いて実際いろいろ面倒を見てくださった、古き良き時代の九州男児です。
母が亡くなって三年。ボーイフレンドさんも後を追うように逝かれました。
「母が呼びにきたんかね。」と家人は言いますが、ボーイフレンドさんには30年ほど前に若くして
亡くなった奥様がおいでです。
亡母とは幼馴染で付き合いはこっちが長いですが、なんといっても、あちらは「奥様」です。
あの世で、不倫とやらにならなければいいのに・・と、思いながら、ふと我が身を思うと
私も同じだ・・・私の夫ももうだいぶ前にあの世の人です。
今頃は、煩い嫁から逃れて若いおねーちゃんの酒池肉林に溺れているかも・・と、息子は言います。
だから、来るならできるだけ遅く来てくれと願っているはず・・とまで言います。
私も、そうかもね・・と、心当たりはあります。
私が死んで、家人も死んだら、今の家人の亡母とボーイフレンドと同じ状況になります。
でも、よく考えたら、こんな人、たくさんいますよね。夫婦といえど、みんな同時期に死ぬわけでは
ないのですから。
もしかしたら、あの世は不倫だらけ?
どこもかしこも、男と女の三角関係や四角関係。下手したら六角七角だって、ありですよね。
うわぉっ。仕事ざくざくあるじゃん。し放題。入れ食い状態?
と、おもったところで妄想から醒めました。なんと不謹慎な・・と、思いつつも、
一抹の不安と期待を隠し切れない現世の魔女相談員でした。。。