来年のこと
わが社が来年からリニューアルします。と言ってもビンボー社屋なので、手をいれてリノベーションするとか
内装を変えるとか、そういうお金のかかることではありません。
ここでブログを書いておきながら、こんなこと言うのもなんですが、やはり世間にはまだまだ
PCが苦手な方はいらっしゃいます。
簡単な操作はできるけれど十分には使えない。PCが生理的に受け付けられない。そんな方は案外いらっしゃるはず。
そんな方たちにどうしたら、もっと自分たちの仕事のことを判っていただけるか。
お気軽に相談していただけるか。
それを考えたら、気付きました。私が私の意見を聞けばいいのだと。
そう、苦手な方って・・それ「私」です。
私はこの仕事を引退したら、携帯電話は手放そうと思っています。
周りはどこにいるか判らんようになるから、せめて所在だけでも判るものに変えてくれと
懇願しますが、それもお断り。
私はかつて横浜中華街「聘珍楼」で息子と待ち合わせ、四時間待ったことがあります。
亡き夫と婚前旅行(もう時効でしょうから許してください。亡き両親よ・・)の約束した時も
6時間待ちました。
その頃から私は私でしたのでとても、しおらしい乙女心や、優しい母心で待っていたわけではありません。
その間に、文庫本は一冊読み終え、住所録の転記も終え、数多の点心メニューと食事メニューを熟視して
時間を過ごすと、この四時間は、そうそう長いものではありません。
家人に言わせれば「それは奇跡だ」そうですが、何かあれば待てます。私の場合、本さえあれば、待てます。
何時間でも、何昼夜でも。
そりゃあ怒りますし、責めますが、それはそれで充分なガス抜きになります。
待つことも決して意味のないことばかりではないのです。しかし、それは体験してみないと判りません。
相手の居場所を確認しながら携帯で話つつ近寄っていくのは、あまりにつまらなくはないですか?
そんな私の最後のご奉公が、PC苦手な方のための「相談員」になることです。
それも専従の。。みなさんお厭かもしれませんが、この私、自分で申すのもなんですが、案外
使い勝手はいいんですのよ。
うちのような弱小調査会社の真似をしょうなんてところはないでしょうが、ここに宣言しておきます。
このリニューアルを最初に謳ったのはわ・た・し・です。
こういう業界には特許制度がないものですから、言ったもの勝ちみたいな処が多々あるのです。
いまは普通にどこでも使っている「パック調査」あれ、最初に謳ったのは私です。いまここでこんなこと言うと
オオカミ少年みたいな嘘つきに聞こえるでしょうが、ホントです。
なんて小さな自慢はこれくらいにして、12も月半ばをすぎると、こんなことやあんなこと、来年のことなんかに
心が動かされます。でも、去年のことに心を掴まれて身動きできないよりずっとずっとこの方が楽しくはありませんか。。。