手垢のついた女らしさ

2020年01月22日

暖冬とはいえ、今日は寒い朝でした。

それでもいつものように支度をしているとNHKの「あさいち」で

「女らしさ」をテーマに取り上げているのをみて、ちょっとびっくり。

なにを今更・・と思いながらもトーストにしっかり小倉あんを塗りながら

見ているといつものように、ニュータウン系の主婦(これは私の偏見かもしれませんが、

この番組にでる主婦たちはみんなそんなかんじの服装と話し方と所作をしているように

思います。もしかしらこれも、仕込み?とかやらせ?なんと思いながら見ています)

が「母親に女らしくしなさいと言われてきました」とか「勤めていたころ上司から

女らしくないと言われて傷つきました」とか言っているのを聞くと、日本の国は

本当にもう30年くらいは、なんの進歩も変化も遂げていないのではないかと

思ってしまいます。

 

なにを今更テーマにして、それに対して作り手が好むような発言を滔々と垂れ流して

いるのか。しかも天下のNHKが。

受信料返せと、テレビに向かって毒づいてしまいました。

 

昭和を終えて、平成も済んで、令和になったというのに今更まだ「女らしさ」なんて言葉に

女が絡められていると、マスコミは本気で思っているのでしょうか。

もちろん、そういう人もいるでしょう。中にはね。

でも、もう多くの人は、こんなことで悩んだり、憤ったりしていないのではありませんか?

 

私は女らしさも男らしさも「人間らしさ」という括りの中で、両立しているものだと思っています。

ですから、女らしい男性もいれば男らしい女性もいるし、一人の人間の中に女と男がいると

思っています。

 

私が、家族の前で「私は俗にいう良妻ではありませんし、優しいお母さんでもありません。

でも、他所の奥さんにはできない夫の仕事をサポートしますし、寝る前に優しい声で

絵本は読まなくても、君たちがいじめにあったら、この身をささげて対処します。

だから,プラスマイナスで、私は良妻と賢母になると信じています。」と宣言したのは

もう何十年前のことでしょう。

それから、この国の女性の意識は全く変わってない・・・なんてことはないでしょう。

 

女で得したこともあれば損したこともある。それは男も同じでしょ。

古い時代の男女感を持ち出して、いまさら「女らしさ」なんて笑止。しかありません。

こんなテーマなら女が食いつくと思っているなら、それこそ「女をバカにするな」と

言いたいです。

使い古された言葉でこんなに怒りに燃えるなんて、私ってまだまだエネルギーが

満ち溢れてるのねと、密かにほくそ笑んだのは、やっぱり心がねじ曲がっているん

でしょうか(笑)。。。

 


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