相談員の明日
もうすっかり外は夏です。
意気込んで作った布マスクは、この時期は地獄への第一歩のようです。
普通に歩いて、言って帰っていた距離が、たまらなく遠い。そして息切れが
収まらない。
はじめは何の病気かと、マジで疑いました。
その数日前には。友人が弁膜症と診断されたと聞いていましたし、
何より私は三年前に、心臓大動脈解離から生還した身です。
お医者様からは「もう変化がないから、定期健診はいりません。でも、治ったわけでは
ないので、調子が悪くなったら来てください」と言われています。
調子がって・・そんなの判るはずないじゃん。
階段上り下りしたら、息切れするし、それは加齢と付きすぎた余分な肉の
せいでしょうし、それを差し引いたら、どうってことないと思いませんか?
と、主治医の先生に言うと「思いません」とあっさりと決然と言われてしまいましたが・・。
そんな私ですので、息切れは「黄色信号」です。
ですが、この布マスクのせいであることは、明々白々です。
自粛時にまるで内職のようにミシンをかけつづけ、仕上がったマスクの数々
もちろん中には、惚れ惚れするのもありますし、縫い目のあまりの曲がり具合に
「これを掛けたら、目の前でジグザクが走るのか」と思ったものもありました。
それでも、自作と思えば情も沸きます。
たとえ縫い目が飛んでいようと、曲がっていようと、自分も、
もちろん家人にもその使用を強制しておりましたが、どうやらそれももう
限界に近づいているようです。
昨日から、サージカルマスクに変えました。もうあちこちでひと箱いくらで売って
いますから、うちでも余裕はあります。
これが、この時期にはなんとも爽快。
そうは思いつつ、いつまでこんな思いをしなければならないかと思うと
悔しくてたまりません。
私が生きているうちに「勝利宣言ができるのかしら?」と思うと
さすがの強気の魔女相談員も、明日のことを考えてしまうのです。。。