開き直り
風速80メートルなんて空恐ろしい台風が駆け寄ってきた週末でした。
どれくらいの風なのか想像もつきませんが、古の大スター石原裕次郎氏でさえ
風速40メートルと歌ったその二倍ですよ。
テスト風景を見ると、開けかけた車のドアがバン!と開き切り、人が窓枠に
摑まっていないといないと吹き飛ばされそうな威力のようです。
私などはリビングでへらへらと見ていましたが、こんな台風が本気で上陸などした日には
もう何をしても無駄なのでは? などと思ってしまいます。
コロナで死ぬか、台風で死ぬか。あれ・・これってつい先日まではコロナで死ぬか
熱中症で死ぬかって言っていたような・・
なんでもコロナと比較しているようですが、比較された時、いつもコロナではない方の
威力が勝ると感じるのは私の目が物事を斜めに見ているからでしょうか。
でも、落ち着いて本質を考えてみると、こうして人は日々、命の危険に晒されているのです。
確かに、コロナは脅威ではありましたが、ひと頃に比べてニュースの扱いの小さくなったこと・・
まだまだ終息というには遠い道のりですが、なんとか峠は越えているような気がします。
こんな門外漢の私でも。
前の生活が戻ってくるかどうかは判りませんが、同じでなくてももっとよくなって
いるかもしれないし、もっと楽しいことが増えるかもしれません。
ひとつの転換期であったことは確かですから、ここからいろいろなことが変わって
いくのてしょう。
変わることは、嫌いではありません。むしろどう変わるか楽しみの方が大きいです。
でも、日本人的気質なのか、大勢が、または権力者が右を向いたら右。
左を向いたら左という世情はなかなか変わらないようです。
周囲に浮いたらいけない。出る杭は打たれるとばかりに同調勢力ばかりを気にするのは
もはや遺伝気質ではないかとさえ思っています。
わが子らは、自分たちが幼かったころ、欲しいものがあると「みんなが持っている。」と
言うのが母親には通用しないことをよく知っていました。
人の欲しがるものを欲しがるな。人の持っていないものでないと選考の基準に入らないと
教えてきました。
人と同じにするな。これが正しかったか、間違っていたかは今でも判りませんが
自分でものを考えるという基礎であったとは今でも私は信じています。
こんな時代に生きるとは思わなかったでしょうが、これねめぐりあわせ。
せいぜい楽しんでいきましょうね。。。