忙中閑あり
家人が待ち望んだ焚火台がようやく届いて日曜日はそのお披露目とご指導を
仰ぐべく友人夫妻を招いてのお茶会を催しました。
元は造船でプロペラを作っている会社のオーナーが自分の趣味を高じさせて
作った物ですから思い入れが深い。深すぎて笑っちゃうほどです。
例えばマニュアル書は、ぱっと見外国製品の仕様書のようです。なにしろ製品の名前も
英文で「TAKIBIDAI」ですからね。
しかしこれが鉄製で重いのなんのって・・さすがの家人も組み立ては玄関でやって
ました。
しかし、隠し切れない喜びで、友人たちにライン送りまくり、日曜日に至ったわけです。
友人夫は手際よく丸木を切り、削り、火吹き棒を駆使してあっという間に火を
点けます。
そして次々と家人にいろいろな道具をお披露目するのです。
その度ごとに目を輝かせていた家人はやにわにビデオを取り出すと、それを撮影。
ま、確かにこうしておけば、何度も聞いたりしなくて済みますし、後で密かな
愉しみとして自分一人で見ていられますけどね。
なにしろうちにあるのは「焚火台」だけ。焚き付けの木から斧、削るナイフ、
焚火台の下に敷くクロス、メスティン、ファイヤースターター
お湯を沸かすやかん、ホットサンド器、すべて友人のものばっかり。
そして、家人の欲しいものばかり。
どうやら、男性はは野外活動好き者とそうでない者とに分類される
ようです。それらの器具を見る目は、ゲーム機欲しがるガキンチョと同じです。
ただ、質が悪いのはこのガキンチョは、なまじ小金を持っているということです。
欲しいとなったら、子供より我慢のできない世代なのではないかと思っています。
あの日以来、一刻も早く仕事をかたずけて、それらのひとつひとつを吟味しながら
買い込む楽しみを待ちかねている家人に、新しい仕事をあと二つ、三つ
振ろうかと思っている私は「鬼」ですか?
ふふふ・・・だって私は「魔女おばば」ですもの、鬼とは親戚みたいな
ものですわよ。。。