すっかり春めいて、昼時の商店街はコートを脱いだ華やかな色合いがさらに暖かい風を

呼び入れているようです。お昼ごはんに商店街に出て、若い人たちが三々五々と歩いて

している姿を見るのはいいですね。

・・いま、闊歩と入れようとしたのですが、最近闊歩しているのは中高年ばかりで、若者は

背中を丸めたり、すり足でずるずる歩いたりで、あまり「闊歩」はしていませんね。

残念なことですが・・。これが日本の若者の姿でしょう。

そして時々、制服姿の女性とすれ違います。学生時代と違って、社会人の制服は、長い

期間着ますから、そのサイズが合わなくて、仕方なくという方もおられるみたいです。

某有名会社の制服着た方もそうでした。

チェックのジャケットに黒のタイトスカート。ジャケットの下はベスト。制服の組み合わせと

してはオーソドックスです。もう社会人の大ベテランというお年頃でしょうか。

この方のベストのボタンがぱつんぱつん・・

いつ弾けるかという張り切り度なのです。

もちろん制服ですから、企業名は判ります。ご本人さんも窮屈そうです。

その方は、けっして体格がいいという風ではないのです。察するに、かなり昔に

それをオーダーしたのだけれど、年月の間に合わなくなったというのではないかと

思います。３人並んで、その真ん中の方ですが、両隣はその方よりだいぶ若く、

制服の違和感はありません。

なんのための制服なのだろうと思うとちょっと考えました。

かつて私も学生時代も社会人時代も制服ありきの世代でした。あの頃は、まだ社会も

元気で２年に一回、制服の変更があり、その時は若い女子社員(そのころは私もパリバリ

若手です。そんな時代もありますよ)の、意見を聞いて決めておりました。

これが案外の楽しみで、当時の方が街は華やかだったと思いますよ。

交換時期が早いので、サイズの変更がその都度できます。だから違和感があまりないのです。

人間の体ですから、広がったり萎んだりするのは当然で、それを考えずにずっと

おんなじものというのも、これはある種のハラスメントのような気もします。

そもそも、なんのために制服を着るかと言えば、企業の広告宣伝の一端でもあるわけですよね。

ならば、なおのことそういうことに気を付けていかなければ、制服を着せている意味が

ないのではないですかね。

着ている方は、自分の趣味や主張に関わらず、そのお仕着せを身に付けているのです。

せめて、サイズくらいは快適にできるように、会社側も配慮すべきではないかと思ったり

したのですが、余計なことかもと思う反面もあります（笑）

さらにその先に学校の制服となるとこれまた一家言も二家言もあるのですね。

これがまた・・

しかしここでそれを開陳するとまたまた話が長くなるので、それはまたの機会といたします。

津々浦々の桜はもう満開です。今日も私のラインにお友達からの桜メールが届きました。

しかも彼女はとても写メ上手で、素敵なアングルで撮って送ってくるのです。

こんな季節はぼんやりとすごす時間が幸せとは思いますが、残された時間を考えると

それはちょっと勿体ないかなとも思います。

この期に及んで、まだまだやりたいことの多すぎる欲張りな自分を持て余すのはこんな

桜の頃なのです。。。

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