海が待っている

2021年04月21日

先日、またまた行ってきました。コテージライフ。

もちろん今回も、家人が密かに「お師匠」と呼ぶ友人夫妻と一緒です。

前回は、大きな川のロケーションで、今回は海、海、海

もちろん海好きの私のテンションは上がりっぱなし。

最初に決めていた日程は雨だと判ったので、管理事務所に相談すると快く日程

変更に応じてくださいました。

昨今のコロナの影響か、おかげ様で(やゃ皮肉ですが・・)お仕事はややお暇ぎみ(笑)

こんな時こそ、弾けようぜっ!!

大串半島にあるこのキャンプ場は、海を一望できて、正面には小豆島が聳えています。

入江の先までが見渡せて、まるで社会科の副読本の地図帳みているようです。

しかも、とびっきりのカラーで。

すぐ近くには「志度テアトロン」という、マニアには有名な野外コンサート場もあって

なんでも小田和正さんのお気に入りなのだそうです。

友人妻は音楽に造詣が深く、私もかってそのチケットを頼まれていたのを

すっかり忘れて、2.3日してチケット売り場に行くと「もうありませんよ。」と

けんもほろろに店員さんにあしらわれたことを思い出しました。

聞くと、当日どころか発売とともに売り切れるのだそうです。

・・・・す、すまぬ。友人妻よ・・と、改めてそのことが思い出されました。

 

私は常々ここで公言しておりますように「運痴、方向音痴、ほんとの音痴」の三大無い痴ですが

友人妻は、それはそれは上手いです。かつて聖歌隊であったらしいです。

カラオケに行くと、古い歌から、新しい歌まで自由自在です。

家人いわく、彼女が謳うのと、君が謳うのでは同じ歌とは思えないね・・・

・・・判ってるわよっ。そんなこと。他人に言われなくても自分が一番

知ってるわよっ。。(歌ハラで訴えてやる・・ん??)

 

と、そんなこんな思いながら夜ごはんを仕込みます。

その日は天気は良かったのですが、風が強く食事は室内でということになりました。

私が仕込んだおでん(味?・・・そ、それは各自のご意見でしょう・・)と、我が家で作った

アスパラの肉巻き。

彼女が用意してくれた「肉コーンごはん」

丸木のコテージは広々としてとても快適。しかもロフト付。

どちらが上で寝るかと相談して、私たちが上になりました。

なにしろ階段の急さ加減が半端ではない。

注意書きにも降りる時は前向きではダメ。後ろ向きに降りるようにと

書いてあるのです。

ただロフトはかなり広く、ゆうに四人は寝れます。

ご飯が終わって、少しすると風が緩くなってきたきたようです。

それを見逃さないし友人夫はすかさず「焚火」の用意です。

風を体でよけながら、あっという間に焚火の火つけます。

その手際は、まるで舞踏のように鮮やかで見惚れるばかりです。

「今日は少し、風があるから大きな木をくべておくと、ぱちぱちと

爆ぜないからね。」とさりげなく蘊蓄。

焚火を囲んで大人が四人。

飛び出したポップコーンを追いかけたり、定番バナナチョコを

分けあったりで、時間は過ぎていきます。

焔の赤い火は(いや実際は、赤ではないのです。ただ文字でそれが表現できない

私の未熟をお許しください)本当に心の扉をいつも開いてくれます。

見ているだけで、過去と未来が交錯しているようです。

まだ体験したことはありませんが、こんな時にタイムスリップとやらは

起こるのでしょうか・・・(未体験で当たり前なのですが・・(笑))

 

大人も子供も火の前では同じです・・いや、大人の方が振り返る過去が長い分

より深く深く味わえるのでしょうか。

正直、いまは子供はいりません。

大人だけが共有するこの時間が大切です。

 

翌朝は私五時起き。

なんたってロフトですから、そう何度も上り下りはしたくない。

そしていつもの四時起きの家人と、早朝のお散歩。

水平線から上がる朝日の厳かなこと・・思わず合掌です。

そうそう、昨夜は三日月で、頭上の大きな北斗七星が教科書通りに

並んで光っていました。

朝ごはんは友人妻特製のホットサンド。

これがまた絶品・・しかし味の決め手というよりその具材の多さに

納得。ゆで卵を山のように盛り上げ、それを大胆にパタンと閉じる。

うーん。想像だにすると、なんだか卵が気の毒になるような・・

しかし、美味しさの前にはそんな、ちっぽけなセンチメンタルは吹っ飛びます。

これほんとに絶品。

 

今はやりの「ソロキャンプ」なんて本格的なものではないですが、いまのところ

この月一のコテージ泊は私の今一番の楽しみです。

コロナが蔓延してから、どこにも行けず、鬱々と暮らしていた時が嘘のようです。

気の合った人たちと、焚き火を囲むためだけのこの時間のために、

ごはんをつくって、薪を割り、火を熾す・・

 

さて、次はどこにいきますか・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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