秋の空と朝ドラ
秋というのに、暑さが何度もぶり返して、家人は「早く涼しくなってれっ!」と、悲鳴を上げていますが、私はこの残暑を
いつまでも楽しみたい派です。
温度は高いのに、風が心地よかったり、朝夕のひんやりした空気が昼間はいつの間にか汗に替わっていたり、この
猫の目のような変遷が案外好きですね。
男心と秋の空とも、女心の秋の空とも言いますが、一様でないこの季節の変わり目が、なぜだか私に合っているような気がするのです。
朝ドラが新しくなりました。
BSで「おしん」を見てから続いて朝ドラというパターンになっていますので、前回までの「なつぞら」のなんと、ユルユルな社会感。
出演者はおしんの三倍からあろうかというのに、お決まりの平凡な着地。と、文句タラタラで見終えて今は「スカーレット」です。
私は魔女ですから、どの時代も知っています(・・多少の誇張です)が、あれをみていて子供の可愛げのなさに、ヘキ壁します。
いくら終戦後とはいえ、周りの状況を見ると直後というわけではなく、主人公姉妹には両親もいるのに、あの育ちの悪さは
納得がいきません。
私の家もたいがい貧しい家庭なのですが、父は厳しかったです。他人がものを食べている時、横目ですら見ていたら張り飛ばされました。
ただでものをもらうなんてことは許されるはずもなく、我慢は美徳と教えられた世代です。
それが、口を開けば「ただか?」「お金いるやん」「うちも食べたい」
親の前でこの連発です。しかも、父親はお金がないというのに、自分は飲んだくれて「いい酔っ払い」のふり。
ネットでも、愛嬌のある・・なんて評価されてましたが、ほんとにこんな親がいたら、世間の袋叩きですよ。
そんなこんなで、今回も突っ込みどころ満載。でも、やっぱり見ているのです(笑)
この年になって初めて、世間の皆様が時計代わりに「朝ドラ」を見るという意味がよくわかりました。
本当に、時計代わりにしかなりませんもの。・・・なんて、書くと炎上しますかね?(笑)
ま、それほどの方が見ていてくださったなら、嬉しいですけど。でも、お断りしておきますが、炎上目的で書いているのではありません。
それは明言しておきますね。