昨日、我が家はシロアリ駆除の撒布をしてもらいました。

正直言うと、私はシロアリ駆除にはあまり賛同していなかったのですが

他のゴキブリやムカデやいろいろな虫よけにもなることに気付いて決行を

決めました。

 

 

我が家のように並びにお隣があったりしたら、もしもシロアリがいたなら

我が家だけの問題では済みません。そんな問題提議をすることの煩わしさも

考えると、もしもいたなら面倒だなぁという思いが先にたって、乗り気に

なれなかったのです。

でも結局はそういう気付きで行いましたが、おかげさまでシロアリは一匹も発見

されず無事に撒布は終わりました。

今日からは前庭の補強工事です。築後の年数がたつと手をいれなければならない箇所は

次々と発生します。

それは人間の体も同じことで、メンテナンスを怠ると碌なことにはなりません。

できる限りの範囲で、手当しながら共に生きていくしかないのです。

 

そんなこんなの朝の事、いつもの定食メニュー朝ごはんを食べながら、ハウスメーカーの

人気の話になりました。

我が家は一応は名前を言えばだれでも知っていますが、近年は合併だの統合だのと言葉を

替えながら結局は乗っ取られてるんじゃない?と、私は思っているYS住宅です。(さすがに

ここまで言って実名は控えておきます)

家人いわく今は「大〇ハウス」が一番らしいよ。ゼネコンといっしょになって・・」と

どこやらで仕入れた情報を開陳していますが、そういえば大〇ハウスの会長さんは

日本一有名な大砲をもつ週刊文〇で毎週いろいろな業界の方と対談して、ご高説を

披露していらっしゃいます。

「そうかもね。でもなんだか最近は大手のハウスメーカーの新築住宅が少なくなってきてると思わない?

住宅はあちこちで建てられているけど、大手ハウスメーカーというより中堅かもしくは地元のハウスメーカー

が多くなって、相対的に積〇ハウスとか三〇林業とかそれこそ大〇ハウスなんてのも、

ひと頃に比べたらすごく少なくなってる気がする。」

「そうだねぇ。」

 

で、ここで私は少し前にある銀行マンさんから聞いた話を思い出したのです。

今のこの住宅建設ラッシュについて、こんな不安定な雇用状態で正社員でもない人に

融資したり、40代でローン組んだら終わるの70ですよ。子供のが進学だって

あるでしょうに、大丈夫なんですか？と私が聞くと彼は眉間にしわを寄せて

不安です。でも、正直な話、そのローンの返済が今の僕らの給料なんです。だから

やめるわけにはいかないんですよ。

 

彼の言葉が100パーセントそのままとは思いませんが、そういう彼の言葉に

私はある程度納得しました。

私たちが住宅ローンを組んだ頃は金利が10パーセントなんてざらで、今から思えば

サラ金か・・みたいな気もしますがそれでもそれでローンを組んで支払っていました。

 

今は確かに金利は殆どゼロですが給料はそれほど上がらず、雇止めや派遣が雇用の

大部分を占め、高齢結婚出産で子供が成人するまで親は働けない状況になっている

のは珍しくありません。

しかも、私たちの時代に比べると新築価格は各段に上がっています。当然ローン金額も

上がっています。私からみれば「どうやって返すのこれ・・」と絶句するような

額を雀の涙ほどの給料(比喩がお気に召さなかったらごめんなさい)で、どうやって

返済するの?と他人事ながら心配でたまりません。

 

そんな今の情勢を大手ハウスメーカーが知らないはずはなく、しかも彼らはとても優秀な

シンクタンクを持っていますから、それらを鑑みればこんな地方の隅々にちまちま

住宅建ててもいつかは破綻する。だから今はそれではなく将来の為に別の資本となるものを

考えているのではないかと思うのです。

〇〇フィルムが化粧品を作ったように、石鹸会社が美容クリーム作ったように・・・

今までの自社製品とは全く違う何かを・・・

 

それはそれでいいのですがやっばりこんな世の中はなにか歪です。

バブルを知らない若い世代はともかく、それを見てその行く末を体感した私たちは

今がなんだか変だと感じないはずはないのです。

こうして膨れ上がったものが破裂したらどうなるか・・

こんなしがない魔女おババですが、せめてせめてここでだけでも

小さな警鐘を鳴らしておきましょう。

あの頃はまだバブルの体力があった。でも今はもうすでに今が老齢期なの

ですよ。膨れ上がって裂けたら、もうもとには戻れない。

それは知っていて言わなかった人の責任なのか、それに乗って踊らされた人の

責任なのか・・あぁぁ時代は巡るというのは本当なんですねとしみじみ思います。。。