祈り
春がちかいと実感するような陽気です。
なのに、世情はますます険しくなるばかりでロシアのウクライナ進行は世界上の批難と
叱責を買っているようですが、当のプーテン氏にとっては、そんなことは諫言に過ぎないと
思っているのでしょうね。
虎視眈々と狙った20年。やっとこの時が来たと心の中でガッツポーズでもしていそうです。
20年もの月日が経つと、各々の環境は変わります。
一筋にじっとそればかり考えていたのでか、周りの変化についていけなくなるでしょう。
それでも、初心を貫徹する人を、周りは称賛するなんてことはありませんよ。
いまここでプーチン氏を称賛する人は誰一人ありません。
それでも、彼は思い詰めた自らの思想に従うだけでしょう。
彼を変えられるのは、世界の世論でも、アメリカの力の誇示でも、NATOの説得でもなく
ロシア国民の民意だけであろうと思います。
自分の支持基盤以外の、何者が、誰ほどが脅威でありましょう。
そして今他国民の私たちがやらなければならないことは、このロシアの世論を守ることです。
遠い国にいて戦争反対を叫ぶことは、割と容易いと思います。しかし、かの国にあって
それを叫ぶことはまさしく命がけの行為です。
アスリートや国際的有名人が、自らの影響力を十分に鑑みて発信する戦争反対メッセージも
名もなき市民の戦争への抗議の声も、同じように大切に守ってあげるべきが、周りの国の
使命ではないでしょうか。
目覚めるたびに、ウクライナの建物の一部が瓦礫になり、人々が戦火に倒れるニュースが
流れる日々はいつ終わることでしょう。
世界がひとつになると言うのは、人類の見果てぬ夢にすぎないのでしょうか。
穏やかな春の陽射しの中で、こんなことを考える日もあるのです。
明日目覚めたら、今日よりはいい日でありますように。。。