僭越ですが・・・

2022年06月18日

さて、沖縄も一段落して我が家にもふつーの生活が戻りました。

さりとて、特別何ほどのものでもないのですけれどね・・

ただこれどうしょうか・・続けようかやめようかという問題がひとつ。

 

たいしたことではないのですが、今NHKで放映されている朝ドラ「ちむどんどん」

この放映が始まった時は、オープニングバックにフクギ並木がイラスト風に映って、

舞台はヤンバルときたのでなんてタイミングと喜んで視聴していたのです。

前作の「カムカムエブリボディ」も、あんまり気乗りがしなかったのを、後半の伏線回収の

面白さに見切っただけに、期待はしてあったのです。

最近のドラマの質の低下、面白くなさも、心の奥にしまい込んで見ていました。

 

子供時代はまだよかったです。古き良き沖縄の田舎の風景がしみじみと迫りました。

でも、最初から時代考証はバラバラ。なんでこうなのよと突っ込み処は満載。

私は400年生きてる魔女ですぞ。あの時代のことはよーく知ってます。沖縄返還が決まった年。

日比谷公園でのデモ隊の衝突に備えて、日本の警察がどんなに厳重に警備していたか。

沖縄本島には過激派が終結して、革命前夜のような雰囲気が日々ニュースで流れていました。

いくら那覇から遠く離れたヤンバルとはいえ、テレビはなく新聞も取っておらずとはいえ、

学校に行っている子供たちや、先生の間にそんなニュースを感じさせるセリフも動きも一片も

なし。

ただ子たちはアホみたいに食って、走って、喧嘩しての野生児ばかり。東京からきた大学教授の

和彦君のお父さんもそれには触れず、しかも成長してからは、どの子もどの子も身勝手で世間知らず

ばっかり。そりゃあ長男は語るにも詮無いくらいのひどさですが、長女も一度決めた結婚をドタキャン。

親や相手にあれだけ迷惑かけて、あげくに離婚。職場復帰したいって・・

二女はあのとおり。野卑で非常識な言動が素朴と勘違いしてるようなキャラ。

三女も病院いく。行かないとその場で簡単にコロコロ変わる。そんなのばっかり。

これ、沖縄の人が見たら、怒らないかしらと本気で心配しました。

 

「若草物語」をイメージした姉妹像と書いてある文を読みましたが、脚本家の羽原さんは

どう読んだのでしょう?

男性と女性とでは読み方が違う?

それとも大変失礼ながら、羽原さんは案外「読み取れない人」だったりして・・

なんて考えてしまいます。

あの暢子がベス?・・なんて言ったらきっとオルコットさんは草葉の陰で怒りますよ。

 

このストーリーにどこが共感できます?

もっとはっきり言えば多くの皆さんが、コメントしているように、私はあの暢子キャラの

ような子は大嫌いです。傍にいたら近寄らないか無視します。

部下にいたら徹底的にしごきます。まずあの言葉遣いと態度を絶対に改めさせますね。

接客業のイロハは、自らの振舞にあります。

昨日の時点でもう五年勤務だそうです。それであの態度。これって冷静に見たら

オーナーの親戚だから依怙贔屓されてるって、他の誰も思わないのかしら?

 

沖縄に行くまではと、ストーリーを無視して、景色を見ていたのですが、それも

終わった今、もう視聴の必要はなしと思っていたのです。

期待したほどの風景もありませんでしたし・・

 

なのに、なのになぜ今日も視る???

我が家の朝ごはんは、その日の朝ドラのビデオを見ながら摂ることが半ば習慣付いて

います。何も考えないで、家人がガチャガチャとテレビを点け、私が食卓に着く時は

もうあのオープニング曲が流れているのです。

あの歌はいいですね。爽やかで沖縄の風を感じます。なんて思っていると、もう始まっちゃう

のです。あのドタバタが・・

時計代わりというのは本当ですね。毎日、なにかしら突っ込み入れながら、視ている日々。

これを出演者さんたちが見たらどう思うかしら。悲しいかしら。

素人がと怒りに身を震わせるかしら・・

でも、あなた達のせいとは思いませんよ。あなたたちはまっすぐにそのまま演じていると

思います。

問題の根源はそのシナリオにあり!

私はそう信じています。私は素人ですがなにしろ400年生きているのです。そこいらの

脚本家なんかよりずっとドラマ見てますよ。作る苦労は判らないけれど、辛辣な感想を

いうことはお手のものです。

せめてもう少し、穏やかな気持ちで朝ごはんが食べたい・・

・・・いやいや400年前にドラマがありますかっ?・嘘つきはどっちもどっちでは?←カゲの声。。。

 

 

 

 

 


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