自己満足

2022年08月27日

流行の洗礼を受けて自粛生活に入っておりましたが、もうその期間も終わり

すっかり平常を取り戻しております。

しかし、自粛期間は本を読みました。

「天北原野」上下巻。「泥流地帯」「続 泥流地帯」「鯨の岬」「冤罪をほどく」

「汝、星の如く」「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」「沖縄誰にも書かれたくなかった

戦後史」上下巻

 

三浦綾子さんから藤澤周平さんまでの間に、ルポまで混ぜて、もう買い置きの本、

手あたり次第というかんじで、私の書庫の未読の本は底をつきました。

私は三浦綾子さん、河崎秋子さん、桜木紫乃さんと、なぜか北海道にご縁の作家さんを

好んでおります。

最近の桜木作品はちょっと違和感を感じていて離れ気味ではありますが、三浦綾子さんと

河崎秋子さんには、北海道の過酷な自然と地形を無しには語れないというところに

惹かれているのかもしれません。

私の生まれて育ったところは、雨こそ少ないものの、温暖で台風も少ないですし、夏の暑さも

冬の寒さも、平均的なところよりやや緩い側にあります。

他県の方からは「自然災害がないから、自分のことだけ考えていればいい県。だから

人間がこすい。人の目ばっかり気にする」と論われることがままありますが、それは

当たらずとも遠からじと、私は思っております。

 

そんな土地側だからなのか、三浦綾子さんや、河崎秋子さんの書く北海道の自然の厳しさは

畏れ多く、ただ仰ぎ見るだけしかできない自分の無力を突きつけられます。

なので、その場になんとしても行きたくなるのです。

どうしても、その場の空気を吸って見たくなるのです。

これは、私以外誰にも判ってもらえません。

智恵子抄を読めば安達太良山が見たくなり、苦海浄土を読めば水俣にいきたくなり、

黄金旅風を読めば島原に行きたくなり、ともかく読んだ本に感化されやすいことは

間違いありません。

もともと、そうだったのですが、年と共に更にそれが高じているようです。

これが私のパワーの源なのか、働く意欲なのかは判りませんが、まだまだ学ぶところは

多いようです。

優しくて物知りのばあちゃんになろうとは思いませんが

「知恵あるおババ」になりたいとは思います。

 

そんな日の努力のために、今日も一日頑張りますっ。。。

 


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