難癖

2022年09月14日

SNSとやらが幅を利かせるようになって幾星霜・・・

いまは本当に酷い有様です。誰かがちょっと意見を言うと、それをよってたかって

袋叩き。しかも自分の身分も名前すら明かさず、さも正義の味方かのように

意見を吐きまくり、対象者を叩きまくる。

「水に落ちた犬」ならぬ「失言者に茨の鞭」状態ではないかとさえ思います。

 

こんな状態でのリベートなど望むべくもなく、日本は論戦というものがますますできない

国家に陥ってしまいました。

その上、美しい言葉であったはずの「忖度」の不正使用。敬語の混乱。思いやりの喪失。

 

意見を述べることを反対しているのではありません。

世の中に堂々と私見を述べられる人と、そうでない人がいることも、重々判っています。

その上で、警鐘をガンガンと鳴らさずにはいれないのです。

 

これはまったくの私の個人的感想ですが、慇懃無礼な敬語を使う人ほど他人に

寛容ではない気がします。

あなたのその敬語、間違っていますよと指摘しょうものなら、すべての悪意で

それ以降の注意者の発言を注目して、攻撃していることが多いような気がします。

一言一句にそんなに目くじらをたてていたら、日本語や日本の文学、映画、ドラマなどの

想像と空想の世界は成り立たなくなります。

・・そのくせ、すごい悪意をちりばめた歌詞の歌はなぜか若者たちに人気なのです。

ここが不可思議・・・

 

正義は悪があるからその正しさが分かり易いのです。光の裏は影だから光の中が美しいのです。

その悪や影を大小考えずにすべて同じ尺度で測ったら、対比というものが無くなります。

それは平面的で、薄っぺらいだけの世界でしょうね。

考えることもいらない世界かもしれません。

 

そんな世界に、私などの世俗にまみれた人間は生きていけないですね。

今の自分が若くなくてよかったと、しみじみ思えるのはこんな時です。

こんな世の中をこれからまだまだ果てしなく生きていくのかと思うと恐ろしくさえ

あります。

今の自分だからこそ言えること。思えることを、自由に広げられる世界。

この時間を有難く受け止めることもあるのです。へそ曲がりの魔女おばばで

あっても・・・。。。

 

 

 


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