戯言

2022年09月16日

娘の長男が先日、修学旅行に行って参りました。

昨今の情勢ですから、行くや行かぬやと二転三転して、なんやら生徒会の強い

申し出で決まったとか。

偉いぞッ! 〇〇中学校生徒会

ここは、息子の出身校でもありまして、彼はここで三年間生徒会三昧でした。

自分で「影の実力者」と言っておりましたが、それも若気の至りと今は

充分承知していることと、母は思いたいです。

 

さて、長男ですが、日ごろクールなふりをしてはいますが、修学旅行は愉しみの

ようでウキウキしているのがバレバレなのが、これも若気の至りというもの

でしょう。

行く先は広島原爆資料館と姫路セントラルパークとか。

原爆資料館は理解できますが、なんで姫路セントラルパークなのかは不明。

しかも、広島では資料館のあとは自由行動で、彼はお好み焼き屋さんをネットで

必死で検索していたと娘が言っておりました。事実、楽し気に鉄板の前に四枚の

広島焼と、思い思いのポーズをとる中学生四人が至福の笑顔の写メが届いて

おりました。(ケイタイ禁止やったかな・・ばらしちゃいました。)

 

お好み焼きが悪いとは言いません。私も大好きです。

広島に行ったら断然「みっちゃん」行きますよ。亜流の「徳川」もいいですね。

でも、資料館のあと、自由行動でお好み焼きというところに、大人の、もっとはっきり

言うなら先生の子供に対する媚びが感じられるのです。

堅苦しい資料館を見せた後は、自由にさせておかないといろいろ不都合があるだろうという

余計な忖度です。

今更、修学旅行が学業の一部とは言いませんが、このコース、まるでプライベートの家族旅行と

同じではありませんか。

なんで、中学の修学旅行にサファリパークを付随せねがならないのかが、私にはさっぱり

判りません。こんなところは、家族で行けばいいのです。

現に長男も幼少期に行っていますし、近年は富士サファリにも行きました。そこでは私と

バトルを繰り広げましたけどね。

 

この時代に、いやいや行けない子もいるからなんて言い訳はないでしょう。

中学生には中学生の知識と感性に触れるような行く先を、なんで生徒会と相談しなかったのでしょう。

急に決まったからと娘は学校を擁護していましたが、それは言い訳です。

何千人もの移動ならともかく、たかが100人程度のことです。できないなんて、日本の旅行会社を

舐めるものではありません。

やりますよ。今、お暇なんですから・・

知り合いのJTBはみなさん、伸び伸びしてましたよ。(ちよっとした嫌味です)

 

と、言いつつも、彼は私と家人にチョコ生もみじを一個づつ。一箱ではありませんよ。

一個です。私に姫路セントラルパークのミニタオルを買ってきてくれました。

シマウマが一面に雄たけびしているような大迫力のもので、なんで彼がこれを

選んだかは謎です。

後日、家人が娘から聞いたところによると、彼がお土産を買ってきたのは二人だけ。

一人は年の離れた手間のかかる、全く彼と似ていない弟と、この私。

そしてそれを聞いた家人と娘はお互い頷き合いながら

「〇〇も大人になったね。ちゃんと押さえるとこは知っとんや」と言い合ったそうです。

それはどういう意味なのかは、今更追求はしませんが、選ばれたのが私というところが

ちょっと嬉しいかなとは正直思います。

私は、皆さんもご承知の通り、決してやさしいばあちゃんでも、ものわかりのよいばあちゃんでも

ありません。彼は私のことずっと「むずかしいあーちゃん」と思っています。

それでも、いやそれだからこそのチョイスかもしれませんが、これは確実に

彼が大人になっている証拠です。

そう思ったら、息巻くシマウマを家人と娘の鼻先でひらひらさせるのは

なんと快感でしょう。

「オレには△△がいるからいいんや」と次男のことを言う家人に

ふん! それを負け犬の遠吠えと言うのよという言葉を呑み込んだのは、せめてもの

武士の情けです(笑)

 

昨日、女王陛下について畏れ多いことを滔々と申し述べたあとでこんなことを

書き連ねるのは汗顔の極みではありますが、どうぞみなさま戯言とお聞き流し下さいませ。。。


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