引き際

2022年10月21日

亡きエリザベス女王の最期の公務ではないかと私は勝手に思っているのですが、首相を任命されていた

姿も目新しいトラス首相が辞任を発表いたしました。

僅か40日余りの政権ということですが、財政不安、市場の混乱、支持率の低下などから政権維持が

困難と判断したと言われています。

女性首相ということが、その評価の中に入るのか、入らないのかは別にしても、私はなかなか果断な

決断ではないかと思うのです。

 

思い返せば、我が国も何年か前に政権交代があり、某野党(今はどこにどうなったか欠片しかありませんが)が

与党となった時期がありましたが、今ではその時期を「失われた時間」としか言いようがありません。

一年目で、野党時代の絵空事を並べ立て、できもしない公約をマニフェクトなんて言葉にすり替えて、

散々国をかき回したあげく投げ出したのは、忘れることのできない悪夢です。

思い返せば、その党の創立メンバーがそれぞれに総理大臣と呼ばれたいがために政権取ったのかと

言われても仕方のないほどの短期間の首相交代。そして一巡してから政権崩壊。

国民もアホばかりではありません。この政党に任せておいてはダメだと早くから気付いている人も

多かったのに、ずるずると続いたのは引き際の悪さとしか思えません。

 

それを思ったなら、このトラス首相の引き際は判断の速さに「見事!」と掛け声かけたい

くらいです。

できないとなったら、さっさと引く。その判断はなかなか難しいです。せっかく手に入れた名声と

地位をいつ手放すかは、その人の大きな技量の判断の分かれ目です。

人気が落ちたのに、続けられないわよと、言ったか言わないかったかは判りませんが、すくなくとも

我が国の政治家たちのなかで、彼女ほど早く決断を下せる人物はいないと思います。

 

それどころか、「途中放棄」だとか「これだから女は・・」とか前時代的な声さえ聞こえてきた時には

「ニッポンダメだ。もう死ね」とツィートしたくなるかもしれません。

でも日本にもいますよねぇ。

人気下落の一途なのに「話、聞きます」とヤブの精神科医みたいなことをお題目のように唱えている方。

聞くだけなら誰でもできます。

これだけ日本経済が落ち込んでいるのに、何ひとつ手を打たない日銀の超えらい方。あなたがた

「なに様」?

こんな人たちに比べたら、トラス氏の進退がとても清々しく見えるのは私だけ?

そして性懲りもなく、次の首相に色気を見せているジョンソン前首相のその厚顔ぶりも

なかなかのものですよ。

日本にも厚顔政治家は多々おりますけれど、みんな器が小さい。

開き直る人間の強さを感じない。

 

リズ~

遠い日本から、私はあなたを応援してますよ。

私にはお金も権力も、あなたにとって最も必要な選挙権すらないけれど、あなたのこと

応援してますよ。その潔さと強靭なメンタルを~

 

は?

そんな役立たずの人間の応援はいらないって?

そうでしょうね。私があなたでもそう言いますよ。。。

 

 


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