春風邪真っ最中です。

2023年04月06日

岸田総理が最低賃金を1000円にすると言っております。

家人は大賛成と言いますが、私は例によって、まてよ・・と思ってしまいます。

賃金の引き上げは誰にとっても喜ばしいことではあるのでしょうが、ごく零細の

でも家族だけではできない分の労働力を穴埋め的に使っている処には死活問題でしょう。

1000円になったら雇えないかもしれない。増やすことはできないかもしれない。

そうなると必然的に今ある家内力だけで無理してでもなんでも行くしかないか。

そしてまた、雇われる側も1000円になったからと急に労働力は増えるでしょうか。

雇止めだったり、人件費の抑圧だったりで、自分の仕事が増えてきたりはしませんか。

でも、そうなっても当然だとは思うのです。

そうなると、割を食うのはより弱い立場の人たちですよね。

1000円パートになったら困るわ。扶養から出ちゃうから仕事時間制限しなくっちゃあ・・なんて

甘えたこと言ってる主婦には関係ないかもしれないですが、一円でも多くの収入を得たいと

渇望している人につけ込んで、さらに労働が過酷になることは想像できないのでしょうか。

 

日本の政策の多くが、いや殆どがそうですが、「小手先の援助」しか考えていないことはもう十分に

知っています。

私は半分リタイアしているおばば相談員ですから、いまはもう表立って非難や批判を口にするのは

止めようとその度おもうのですが、従来の気性がそれを許さないのです。

本当に困ったもので、自分でも持て余すことが多々あります。

 

でも、反面こんな市井のババでも判る道理を考えないのか、ムシしているのか、為政者と言われる

人たちは何を考えているのでしょうかね。

今年は統一地方選挙の年で、例年よりは割と静かな選挙戦があちこちで繰り広げられています。

お昼に商店街を通ったら、ニコニコと自分の顔のビラを差し出してきますが「支持していません」と

拒否したら「・・」となんとも摩訶不思議な顔をされました。

彼はここを通るすべての人が自分を支持していると思い込んでいるのでしょうか。

 

最低賃金の話に戻りますが、私はパートの最低賃金上げるくらいなら正規雇用の給与体系を見直す

べきではないかと思います。

店長とは名ばかりの過酷勤務要員のサービス業の管理者。正社員という立場につられて入社した介護職員。

ノルマと売り上げに締め付けられるだけの正社員営業マン。

こんなにまじめに、過酷な環境で正社員という矜持を保つために、かれらに「正規雇用手当」とでも

いうような給与の上乗せ考えたらどうですか。

今の最低賃金の差額で十分やれると思いますが。

こうした、きちんとした正社員が社員として遇されてこそ、パートなんてやめて正社員になろうと

意欲ももてるのではないですか。

 

正社員になりたいけれど、子供がいてとか親の介護でとかいう声もあるでしょう。

でも、なにもパートをなくせとは言っていない。その人たちは自分でそれを選択したのです。今は

非正規に甘んじていても、状況が変わればという期待を持てるのではないですか。

出産も子育ても、社会全体が寛容ののこの時代に、それくらいの選択と段階があってもいいではありませんか。

いまは昭和とは違います。出産も子育ても、なんやかやと言われても、あの時代の人間から見たら

羨ましいかぎりです。

 

どなたかの為政時代に非正規雇用が助長されてしまったようですが、それが上手くいかなくなったら

さっさと軌道修正しましょうよ。

お金ばらまいての人気取りばっかり考えないで、本気で次世代のこと考えたら、子供政策にこんなお金

ばらまくようなことはしません。

親にお金ばらまいてどうする?

子供が子供に使えるような、そんな方法を考えられないものでしょうか。

ほら、お得意のAI使ってみたら?

なんて、皮肉のひとつも言いたくなりました。

すみません。春の風邪に気が高ぶっているようです。

臍曲がりおババの戯言とお聞き逃しください。。。

 

 

 

 

 

 


フリーダイヤル 0120-039-242