春の京都は中華です

2023年04月15日

今月も淡路島に行きましたがその折に思い立って京都に行ってきました。

そもそもはテレビで見た京都美味しいもの番組で紹介されたお店に行きたくて、

今回の淡路島の予定にするりと入れてあったのです。予定通り早朝に淡路を出てもう9:00には四条に

着きました。朝の祇園はいいですね。

 

清涼な空気に中に静かな町がぽつねんと佇んで、小路を抜けると小さな堀割と赤い橋の欄干が

あってなんやら大明神の祠。周りにはご寄進の人の名前がさりげなく書かれてあって、某有名俳優の

隣に軽薄そうな(すみません。印象です)テレビタレントの名前があったりして、これはこれで

なかなかのものです。橋のたもとでは高齢の絵画グループのおじさま、おばさまがスケッチブックを

取り出してデッサンに勤しんでおられます。

その横を外国人カップルが珍し気に朱塗りの鳥居を見上げていました。

この季節、京都に限らずどこにいても朝のこの時間はこんな気持ちになれるのでしょうかとも

思います。

 

小路を抜け八坂神社の前を通り過ぎるとお目当ての「マルシン飯店」

ご存じの方も多いでしょうがここは京都町中華人気№1の店です。

入口は小汚く(失礼しました。でもホントです)最初にこの前に並ぶ列を見た時、私は絶対に

入らないと思い、家人も私は絶対に行かないというだろうなと確信したと言っていました。

こんな店になんで並ぶのよ。わざわざ京都まできてここに並ぶ??

と、思ったものでした。ところ豈諮らんやここ「超有名店」で「超美味店」だったのです。

まずはこのご時世ですからネットで調べました。

京都を訪れる有名人、旅人、地元人からの絶大な賛辞。そしてしばらくすると息子の敬愛する

会社の上司の方もご自分のSNSでここを訪れたと書き込み。

私たちのお師匠妻も噂をききつけ「行ってみたい」と。

 

ならば行かずにはおれないのが私の性分。単にミーハーなだけという噂もありますが。

待ちました。開店までの30分。私たちは先頭だったのですが見る間に列は伸び、10分前にはもう

後ろの数が判りません。

お店の方が、あらかじめ人数を聞いて回り、メニュー表を見せてくれます。店の前に薄汚れた

サンプルがありますが、これは参考にしない方がいいです。はっきり言ってガラスは曇って、

美味しそうには見えません。ないほうがましです。

「やっぱここは天津飯でしょ。」と家人。

「うーん。麺も食べたいけどこの中華定食Aも魅力よね。餃子ももちろんだけど。」

なかなか決まりませんが、後ろにメニューを回さないといけないので、適当に送ります。

すると、後ろの一人客のお兄さんはメニュー見もしないでさっと後ろに回します。

思わず「何回目ですか。」とお聞きすると、三回目だとか。

「失礼ですけど、あなたは何をオーダーされるのですか。」

年とるのはいいですね。こういうことが平気で聞けます。(いや、それはヒトによるやろと

家人は言いますが・・)

「天津飯と餃子ですね。」

「やっぱり天津飯ですか。餃子ははずせませんよね。」

「ええ。でも熟成ですよ。熟成はすぐに売り切れますから。」

・・・おお!聞いてよかった。

餃子には二種類あって普通のと熟成があるらしい。

 

はい。11時すぎに無事に入店。中華定食Aと天津飯。熟成餃子を大変美味しくいただきました。

店内は決して綺麗ではありませんが、行き届いてはいます。

店員さんも多く、みなさんきびきびとしかもフレンドリーに動いて話してとても

気持ちがいいです。もちろん美味しいしお安いし、言う事はありません。

外見だけで選んではいけないとしみじみ思いました。

この店に関してはねと書き添えておきますが。

ここは翌日の朝6:00まで営業しています。いつも列を作っているので、行くなら夜中とネットには

書いてあったそうで次は京都に泊まったら、夜中に息子と二人で来ようと家人は言っています。

折角京都にきて、メインがここならちょっと怒りますが、お昼や小腹が空いた時のここは

最高です。

 

京都は奥が深い。このあと二寧坂を散策するとどこもかしこも外国人の着物カップルばっかり。

しかもみなさん綺麗に着ている。着崩れなしてす。

四条に戻って、お決まりの「辻利」でもりもりパフェ。あ~天国

そしてそのまま淡路島に帰って、なんて幸せな春の一日でしたこと。。。

 

 

 


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