この世界に生きる者として

2019年11月03日

みなさんは、全国に調査会社がいくつあるかご存じですか?

この業界は、みなさんの知らない世界と思っていらっしゃる方が多くて、なんだか怖いと

思っていたという声をよくお聞きします。

ま、そうなんでしょうね。テレビや映画に出て来る「探偵さん」て、いい人って、私の知る限り

宮部みゆきさん原作の「杉村さん」くらいのものです。

ほら、あれです。あれ・・小泉孝太郎さんがやっていらっしゃる、あの爽やかで誠実な「杉村

探偵さん」

あんなに誠実で穏やかな探偵さんは、この業界にはおりません。これは歴の長い魔女相談員が

断言いたします。あのくらいの、イケメンは実はいます。

かつて私が所属の某大手調査会社にはいました・ぞろそろ(これは嘘です)。でも、確かにいました。

依頼者さんが我を忘れるようなイケメンが。

 

しかし、穏やかで誠実な探偵はいません。少なくとも、この魔女相談員は一度もそんな探偵には

お目にかかったことはありませんっ。

 

誤解しないでいただきたいのは、誠実というのが嘘をつかないということだけではないという事です。

業界の人間が嘘をつくということではないのです。自分のした仕事の結果に対して、

相手に伝えようとする努力が足りないと言いたいのです。

寒い夜や、嵐の現場は過酷です。それでも十分に結果を得られなかったら、依頼者さんは

いろいろ質問してきます。

それは仕方ないじゃないですか?

それを、充分に言葉を尽くして、わかっていただこうとする努力が足りないのです。

そして、その努力を放棄する。

 

こんなこと続けていたら、業界の信用と質は上がりませんよ。

言い訳や、弁解は確かに卑怯ですが、状況説明はしなければなりません。それは一緒に

仕事をした仲間への礼儀でもあり、何より依頼者さんにその時を共有していただかなければ

なりませんから。

そのあたりをごちゃまぜにしたら、それ以上の質の向上はありません。

私は「お客様は神様だ」とは思っておりませんが、お客様に自分たちの仕事を判っていただきたいとは

切に願っています。

 

この業界の片隅に、小さくうごめいている魔女相談員ですが、ここで生きているからには、この場所が

どなたにでも、理解していただけて、お役にたつ場所でありたいと願っています。。。

 

 

 

 


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