ずっと思ってました。

2023年08月26日

お盆が過ぎると、八月は急に威勢がなくなり急激に秋の気配が・・と言っていたのは

いつの頃だったでしょうか。

今年はいまも北海道でさえ35度なんて外気温を天気予報士さんが平気な顔して

お伝えしています。

そりゃそうですよね。シベリアの永久凍土が融けたり、南極の氷は海に流れ出し、

北極のアザラシたちは飢えて白熊の生態をも脅かして・・こうなるとやっぱり

世界の終わりの始まりかと思ってしまいますね。いや、もうとっくに始まっていると

あの環境活動家の小生意気なお嬢ちゃんに叱られそうですが、彼女に叱られるなら、

まだチコちゃんに叱られたいと願う今日このごろです。

 

そんな中でも、家人は昼は高校野球、夜は阪神快進撃に浮かれ狂い、世界陸上に水泳と

飽きもせず、筋肉放映に嵌まっておりました。

私は、全く興味がないのですが、今年の高校野球は慶応高校が100何年かぶりに優勝したとかで

世間は大騒ぎになっているそうで。

サラサラの髪に、都会っ子らしい風貌の彼らが、満面の笑顔で慣れた調子でインタビューに

応えている姿をちらりと見ましたが、さすがは都会っ子。

汗と涙の暑苦しさよりも、今年はこのサラリがいいんじゃないと思っていたら、なんと

こう慶応高校の応援の有様にいま非難が溢れているのだと・・

 

門外漢なので詳しくは知りませんが、その応援団の量と方法がとんでもない数で

スタンドを席捲しているということですが、なぜそれが非難されるのか私には

さっぱり判りません。

100何年ぶりですよ。あまたのOBがとち狂うのは判りますよ。今年の阪神をみて、

己をなくしている家人を日々見ている私には。

しかも大量の応援団で、大音声の応援歌。スクラム組んで波打つ応援・・のどこが悪いの?

対する仙台育英高校のアウェイ感の中での、すがすがしさ。・・でましたよ。久々の

日本人の判官びいき。

そりゃあ、仙台育英としては、応援団の量の差で圧倒もされたでしょうし、アウェイ感は

一杯だったでしょうが、それは仕方ないことでしょう。

これが相手が往時のPL学園でも一緒でしょ。

 

そもそも、地方の代表校の応援って、応援団募って早朝のバスで行くんですよ。勝ち進むと

同窓会から寄付金の要請も来るんです。在校生は行きたくなくとも、半ば強制というところもあるんです。

その中で、自発的な同窓生が、大挙して甲子園に押し寄せるなんて、すごいことじゃありませんか。

強制や呼びかけしなくても、寄付金やカンパが集まるのはいけないことですか。

孤島や僻地の学校が決勝戦に出ようとしたら、その経費や人力を集めることは大変です。

でも、それが世間というものでしょう。こういうことは差別ではなく格差というのです。

格差はどこにでもあり、それは時には跳ね返すパワーにもなりうるのです。

世間の風は冷たい。いまからそのパワーを跳ね返す練習をしておきましょう。

 

「みんなで甲子園を応援しょう」と、中身真っ黒のくせに、外側だけ白いスローガンの高野連さんは

こんな非難から慶応高校を守ってはあげないのですね。さすがです。建前だけのフェアプレイを

貫き通すご決心と見ました。

 

それより私が気になったのは、〇原さんですね。そう、あの〇原さん。

彼の息子さんは慶応高校で野球選手。もちろん甲子園にも出たそうです。いろいろな意味で

息子さんも大変だったと思います。なかなか立派と思います。

そしてそれを見て、歓喜の涙の〇原さんも万感の思いがあったとは思います。

成長した子供に教えられるというやつでしょうね。

でも・・でもね

その〇原さんが試合見ていたのが「甲子園の特別室」ってそれはなに?

彼はなんで特別室に入れるの?

というか、高校野球になんで特別室なんてものが存在するの?

高野連は事務局なんでしょ。そこの会長だって、特別室にふんぞり返ってなんて

ことはしませんよね。(これ、嫌味です)

今現在の〇原氏はなんの立場で、そこで見て泣けるの??

 

一般席に行けば、人だかりで大騒ぎになるとの判断かもしれませんが、それなら

その時、彼が観覧を辞退すればいいだけですよね。

多くの父母が子供が幼い頃からつきっきりで少年野球のクラブにいれ世話をし(それがよい

とは言ってないのです)今、ここにいるのですよね。

その長年の努力の父母をも差し置いて、特別室でわが子の雄姿見て、涙する〇原氏は

何者?

 

これが高校野球でないならなにも言いません。そういうドラマチックな演出もあり

でしょう。でも、常日頃実現不可能なスポーツマンシップや、高校生らしさを標榜する

高校野球のなかでの出来事なので、私のようなへそ曲がりおババの触手に触れるのです。

 

大人たちが歪めて、親だちが肥料を与えすぎて、大きなだけで中身がないままに育った

大木のようです。その木からの恩恵だけに汲々としている老いた樹木師たちに、

最後通牒を渡す日はくるのでしょうかね。。。

 

 

 

 


フリーダイヤル 0120-039-242