清潔至上主義

2019年11月07日

昨日のニュースで羽田空港第二ターミナルが断水。終日飲食店が休業をよぎなくされ、トイレ等についても

制限が続いたと流れていました。

事程左様に、近年の日本は災害が多いです。天災。人災。

もうインフラも寿命がきているのでしょうかね。人間だって50年も60年も使っていれば、どこかに

歪や傷みがでてきます。経年劣化は当たり前のことです。

それがこの天災の年に呼応するように、少しづつ顕在化しているとしたら、天の采配とはなかなか恐ろしいものです。

 

ところで、このニュースの時に、トイレの手洗いの水も制限されて、ミネラルウォーターのボトルが手洗い台に並べられていました。

実際それを使って手を洗っている方もいました。

でも、それって必要ですかね?

 

これは世代の相違かもしれませんが、近年の日本人は異様に(私がみるところで測れば・・です)綺麗好きです。

赤ちゃんのお尻は、それ専用で、拭くは、拭くは・・紙おむつの何倍ものおしりふきの山。

それも希釈アルコールだとか、お尻ふき専用とか・・

そりゃあ、あるから使うんでしょうよ。でもそんなお母さんが「日本も環境問題、真面目に考えてよね。温暖化が

進んだらこの子らの未来でうなるのよ」なんて嘆いているのです。

その前に、お尻ふきは一枚。それ以上なら専用タオル濡らして拭けよ。洗えば何回でも使えます。

(尤も、その前におしっこトレーニング早くしろ。そしたら紙おむつで地球は救われる。)

 

今回のトイレの手洗いにしても、自分のおしっこでしょ。

いつもしろとは言いません。こんな時くらいは、気になるなら自分のハンカチでぱぱっと拭いておくなんてことは

考えないのですかね。

ボトルの蓋開けて、片手で交代に手に水を流しかける。それって飲料水ですよ。そのために詰められた水ですよ。

一本100円です。

そんなに、手洗いしたのなら、こんな時は自分で水買って洗えばどうですか?

自分で買った水どうしょうが、ご勝手に・・

 

寄生虫やらばい菌やらで育った私たちがそのお手本、お見せするべきでしたね。

清潔な環境があるに越したことはありませんが、それが行き過ぎるとこうなるんですね。

公共の場で置いてあるペットボトルの水で手を洗って、自然擁護派の皆さんはこのシーンみて心が

痛まないのですかね。

 

虫が大嫌いで、子供時代野山を駆け巡るなんて「野蛮人!」と心で叫んでいた私でさえそう思うのです。

この過剰な「清潔愛好家」ばかりの世の中になったら、人間はどれだけ脆弱になるのでしょうね。

へそ曲がりの魔女相談員は、密かに行く末を案じるのです。。。

 

 

 


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