温泉の効用

2023年11月29日

先日は仕事を終えて時間があったものですから、温泉に日帰り入浴をしてきました。

古くは推古天皇の時代なんて、古事記のような言い伝えのある土地ですから、そこここに温泉保養地は

あります。お手軽な日帰りから、超高級な温泉旅館までさまざま・・

いつもすぎて、特別な処には行こうかとは思わないのですが、疲れた時や、気分転換したいときに

じっくり浸かる温泉の妙味は「あ~日本人でよかった」としみじみ思います。

尤も、いまではあの星野リゾートは世界の向けての温泉を謳い、あの加賀屋さんは台湾にもありますが。

 

それでも、大きな露天風呂でゆっくりと身を沈めていると、体から「悪いもの」が溶け出して

行くような気がします。

え?  そしたら何も残らないじゃないかって??

それ聞いてるの誰ですか??

そで擦りあう、入浴客同士の会話も、本音ダダ洩れ

「そりゃあ、娘や嫁と来るのもいいけど、誘ってやってお金つかって、気をつかって入るくらいなら

一人でこうやって自由に出入りするほうがなんぼか楽しいでしょ。」

「ホントよね。孫が転びゃせんかとか、嫁は湯あたりしそうですなんて青い顔しているし、ちっとも

楽しめないわよね。こういうとこは一人が一番。」

周りも納得の顔、顔、顔

 

そうですよね。昔の姑は強かった。権力持ってましたもん。

でも、現代の姑は大変ですよ。

孫の顔みたいと言えば干渉しすぎと言われ、なるべく触れないようにしたら「冷たい・薄情」と

囁かれ、可愛いなと思って送った子供服は余計なお世話と言われ、言葉遣いには気をつかい、

せめて温泉地ではゆっくりしたという本音。わかります。

こんなに気をつかっても、結局老後の世話は自分の親は自分がって割り切られるんです。

別に老後の世話を、息子の嫁になんて託しているわけでもないのにですよ。

 

姑よ銃を取れ!と私は唆したい。

古い時代の姑につかえ、やっと自分の番がきたと思ったら、時代が変わったと何をしても嫁の悪意の

原因にされ、周りに毒づかれ、なんのための人生と嘆きたくもなるでしょう。

私の周りにもいますよ。そういう境遇の女たち。

第一失礼やありませんか。「姑」なんて漢字。

古い女って・・それなに?

今や「嫁」すら嫌われていますよ。「私は家に嫁いだのではありません」と嫁たちは

堂々と宣言していますよ。

「姑」たちも宣言しましょうよ。

古い女ってそれ、セクハラやないですか。こんなにセクハラ、モラハラが言われている時代に

「姑」ってなによ。

 

あぁぁぁ

お風呂に入っただけなのに、この悪態・・

やっぱり疲れているのだろうかと、湯上りにこの話題を家人にふってみました。

「いや、それが君という人間でしょ。温泉のおかげで、本来の姿を取り戻したんじゃない?」

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これって、慰めでしょうか。激励でしょうか。

私にはどうしても、好意とは受け取れないのですが・・・

 

 

 

 


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