長いものに巻かれる歳末

2023年12月29日

街はもうお正月気分というのに、今日もテレビで高島屋さんが記者さんたちの

攻撃を浴びています。

もちろん、クリスマスの崩れたケーキ事件のせいです。

確かに、私の身に置き換えても、これは一大事ですよ。先にも書きましたが、私の

購入先のケーキ店の対応はまさしく神です。

クリスマスイブに届いたケーキが、ぐちゃ・・これで、あらまと笑っていられる

大人物は私の周囲にはおりません。

 

崩れたケーキにいろいろ細工して、こうして楽しみましたなんてご立派な教育なさっている

おうちもあって、それには正直感心しましたが、今度はそれも、食品衛生上どうかななんて

コメントが付いていましたね。

 

今日の記者会見では、「苺の入荷が遅れて通常の冷凍時間が短くなっていた」と言い、

他の条件にはなんの問題はないと言いながら「結果として原因が判らなかった。原因不明」

ってなによ??

原因って、それじゃない?

・・・実は息子は某百貨店勤務です。私はこのニュース見て、たまたまかかってきた電話で

何が考えられる? と聞くと即座に「冷凍が緩かったんだろうね」と言っております。

同業がみれば、すぐさま判ることのようです。

 

なのに何日も精査して、しかも上記のもの言いでの「原因不明」

これでは、監修して非難を一身に浴びているシェフは納得できないことでしょうね。

「原因をはっきりさせたい。高島屋さんにお任せしています」と言っていたのに、

これって「梯子を外された」気分でしょうね。

しかもここまで言っておいての「原因不明」。謝罪は社長でなく専務って・・

こうしないといけない理由が何かあるはずですよ。

例えば、ここで冷凍云々と言えば今後その冷凍の会社とは取引できなくなるとか、

その冷凍会社にも言い分があって、そんなことすれば高島屋のごり押し

(すみません、例えの話ですから)を公表するぞと、逆切れされそうだったりして。

なんていろいろなことが脳裏をかすめます。

すみません。世に言う下衆の勘繰りというやつかもしれませんが、世の中は

往々長いものに巻かれるようにできてます。

 

今回のことでも、もしも原因不明のままで終わったら、あのシェフの怒りは消化しない

でしょうし、何より世間の非難を一身にあびたままになることでしょう。

彼は、おせちは常連さんが殆どでキャンセルはありませんでしたと言っておりましたが

それが強がりか、矜持かは別にして、理不尽な怒りに身を焦がすことになるでしょうね。

 

それにしてもあのケーキ。スポンジの中にもあれだけ苺が並んでいて、あれで

5400円はお値打ちですね。

ちょっと食べ比べてみたくなりました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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