愉しみは短時間で・・

2024年06月24日

息子から盛大なカサブランカが届いた時は「やっぱりな」と納得しました。

こうしないと、彼の中での愛犬の死を整理することはできないのでしょう。

先代のシェットランドが亡くなった時も、同じようにカサブランカが届きました。

彼の中で葬送というのはこの花なのでしょう。

センチメンタルとは思いますが、大人になってもそういう感傷を持っていてくれる

ことは親としては好ましく思います。

願わくば、私の時はもう少しドラスティックに処理して欲しいかなとは思いますが

こればかりは、思うようににはなりません。

 

そんなこんながありながら、日常は戻ってきます。

日曜日には娘家族と一緒に流しそうめんを楽しみました。

先日、友人たちと楽しんだので要領は心得ていますが、あの時はもちよりパーティ。

労力はたいしたことはありませんが、今回はなにしろ食べ盛り男子が二人。いつまでも

食べ盛り男子のつもりが一人。子供に帰る娘が一人。酒の肴になにより執着する呑兵衛が

一人と、そうめんだけで済むはずがありません。

 

炊き込みご飯をセットしてから揚げの支度。

実は私は鶏肉があんまり好きではなく、我が家では殆どしませんが、娘家族は酉年のせいか

みなが大好きなのです。

そこで仕込み1.2キロ。初なりの茄子も一緒にと唐揚げに。フライヤーが小さいので揚げても

揚げても終わらない。

その間に息子が送ってくれたフランス産のドライサラミをきり、キュウリを切り、薬味を揃え

そうめん茹でてと、

もう孤軍奮闘空前絶後。・・すみません、久々のことでちょっと表現過剰でした。

主婦のみなさまには、鼻であしらわれることでしょう。

みんな、騒ぎながらもいつもの定位置にあるゲージはなく、妙に広くなったリビング

についてはなんの言及もせず、和気あいあいとその日は終わりました。

目隠しなしの西瓜割りのおかげで、綺麗に真っ二つの西瓜の甘いこと。

さすが大栄すいかです。白いところまで甘かった。

夕方前にはこの日に間に合った二代目のホットサンド器で卵とソーセージの二種類。

もう、くたくた・・。快い疲労感とはこのようなことなのでしょうね。

 

それでも、ちょっと自分を見直しました。

案外やれるじゃん私。まだまだ心身ともに衰えは些少のようです。これで、口だけおババの

名前は返上できるか。

そんなことを思いながら、今朝のことです。

娘からピロピロとライン。

「昨日はありがとう。楽しかったからまたやろうね。」と笑顔マーク入り。

・・・既読・・無視。

嘘はつかないと家族に公言している身ですから、やたらな返事はできません。

なので、最善は既読無視かと。

いいですね。キドクムシ。なんやらネットの世界では蛇蝎のように嫌われる

このフレーズがなんとも心地よい。

 

「やっぱり君は変人だよね」と娘からのラインをキドクムシして悦に入る私を見て

家人はぼそっと。

なんでよ。こんな便利なことある?

自分に都合のいい時だけ見て返事して、そうでない時は見るだけにして

ほっといたらいいんでしょ。

こんな自分に都合のいいものある?

「鬼だった。蛇蝎より強かったか・・」家人の声は小さくてなかなか聞きずらかった

です。。。

 

 


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