七夕と選挙

2024年07月07日

猛烈な暑さが続いています。

例年は雨の七夕で「織姫さまがかわいそう」なんて呟いていた頃の私は遠い昔も昔、今では

歴史的検証すら必要な昔のことです。

今年は「こんな暑い日に会わなくてもいいじゃん。一回や二回会わなくたって、また来年

会えるでしょ。あなた達は永遠の命なんだから、焦らなくていいから少し涼しくしてよ。」と

恋路の邪魔して祟りを受けそうです。織姫さまって神様だったっけ・・

 

そしてこんな暑さに輪をかけているのが東京都知事選挙です。今日は投票日。

私は東京都民ではありませんが、こんなに盛り上がるなら住民票を息子のとこに移しておけば

よかったなんて、罪深いことも考えました。

だって候補者50人越えですよ。

もちろん多くがいわゆる泡沫候補者(失礼があったらお許しください。無学な田舎のババですゆえ)

ですが、小池さん、蓮舫さん、石丸さん、田母神さんだけでも十分面白いじゃないですか。

家人と二人でもよく話しますが、娘の長男とも「誰いれる?」と話題にはよくなります。

 

私は今の日本の政治には失望していますし、将来を危惧しておりますので、正直誰がなっても

いいです。というより、今の東京に、日本のことを考えて将来の子供たちに手渡す未来を

なんて本気で考えている都民がその総数の半分もいるとは考えられません。

そんな都民が選ぶ候補者ですから、劇的な変化はないとは思ってます。

 

都政三期目の小池さんは「言うだけばあさん」で、岸田総理と同じです。ただ、彼女の方が演技が

上手い。最初は既成事実と戦おうとする姿勢を見せるけど、結果は前の通りになっている。

ちょっと冷静に振り返れば判るのだけれど、熱に浮かされている時は、そうかもしれないなんて

集団催眠がとてもお上手。

あの世代に特有のアジテーションの申し子かと思っていたのですが、「女帝」を読んでいると

そうでもないのかなと思いました。ひとえに、社会に出てから自ら身に付けたものか。

例え他人の意見でも計画でも、さも自分が立案実行したかのように振舞えば、それは自分のものに

なるという見本のようなお方かと。

 

片や蓮舫さんは今回は「優しい蓮舫」ですって。選挙民をバカにしてるのかっ。

あなたが怒り狂うから、優しいから選んでなんていませんよ。あなたのキャラはいくよ姐さん

(うーん、ちょっと世代的に判ってもらえないかな)と同じ。その首筋にありよ。

何をしたいのか、どうやりたいのかを無視して、優しいだの、小池都政反対だのって

あなたが何にでも反対するのはみんな知ってますよ。

 

第三の石丸さんはあの安芸高田からやってきて、ネット中心に暴れ回っているらしいですが、

彼の中にはネットを触れないモノはものの数にには入っていないのでしょうね。

 

田母神さんに至っては、いつのまにこんなキャラに・・と不可解しかありません。

 

じゃ、あーちゃんなら誰いれるのよと娘の長男は言います。

なかなかいいぞ。そういう反論。と心の中でほくそ笑みますが、もちろん

本人には見せません。

「私なら石丸さんね。」

「なんでよ。あの人は当選しないよ。入れるなら小池か蓮舫でしょ。」と長男。

目上の人を呼び捨てにするのは気に入らなですが、これも親の躾が悪いから。

その親を躾けたのは・・私と思ったら天に唾吐く行為と責めるのを止めました。

 

「あなたは、当選するかしないかで投票するのね。私は日本を変えて欲しい人に投票するのよ。」

「だって、当選しなかったら政治は変わらんやろ。」

お・・なかなか言うようになったねぇ

「じゃ聞くけど、いままで政治が変わったことある? 一時民主党に政権が移った時だって

自民党よりひどくなっただけで政治姿勢は変わらんかったよね。あーちゃんは今の日本の政治家に

失望してるの。誰がなっても同じと思ってるのよ。だったら、思いもかけない人に一度政治を

託してもいいかなと思ってる。だから今回なら石丸さん。小池さんでも蓮舫さんでも同じなら

選ぶのは石丸さん。それでもしも彼が知事になって、それでも同じだったら、日本を見限るね。

自分の不明を恥じて、大人しいおババに変身する。」

 

・・・・それはないわと呟く姿は母親(私の娘です)とそっくり。

ないのは、石丸当選か大人いおババかと詰め寄ると、当然、後者でしょうとしらっと

いわれました。さすがZ世代です。

そんな長男を頼もし気に見ている家人の視線が梅雨前線のようにうっとおしい七夕です。。。

 

 

 


フリーダイヤル 0120-039-242