矜持

2024年08月20日

今、携帯電話会社が「携帯の乗り換え。所謂踏み台行為に悩まされている」というニュースを

目にしました。

それを目にした多くのユーザーが、今まで長期ユーザーを大事にしてこなかったツケだよと

嗤っているのを見て、なんだか安心しました。まだまだ日本も話の判る人はいるのだと。

 

私もこの意見に激しく同意します。

ポイント獲得のために、乗り換えを繰り返すと会社は嘆いておりますが、そのポイントをぶら下げて

餌にして近視眼的な使用者(口の悪いのは許してください。いつものことです)を釣り上げていたのは誰よと。

新規客獲得のことばっかり考えて、長期ユーザーやプロパー客を蔑ろにしてきた結果ですよ。

プロパー客を大切にしなくてなんの商売ですか。

目先の利益ばかり追求するから物売る業者はセールに走り、サービス業者はおまけを振りかざし、商品に

惚れこんでその本来の意味と目的を本当に理解し使い続けてくれるお客様の愛を平気で踏みにじれるのです。

言を返せば、今の雇用も同じですよね。

初任給ばっかり上げて若いの釣り上げたり、社会的面目だけを保とうとしている。そのあおりは、本当に会社を

支え、利益を上げている名もなき仕事を引き受けている中堅社員が受けているのです。

育休社員についても言いたいことは山ほどありますが、それにも触れると収支が付かなくなるので、今は

触れないでおきますが。

 

かって弊社がまだまだNTT広告を主体にしていた頃、担当の営業氏は「〇〇さん(私のことです)

確かにわが社は他に比べて高いですけど、日本の機密を守っているのです。他国の資本の会社に

日本の機密をすべて預けることはできないでしょう。」と胸を張って説かれ、浅学な私はその崇高な

意識にNTT広告と心中しょうと思ったものでした。

 

その呪縛は説かれ、遅きに失したと言えども自分の手でNTT広告と決別したことは、自分の判断です。

営業氏自身もそう思っていたのかもしれませんが、私はいまだにNTTに騙されたと思っています。

ただ、判断したのは自分ですから、自分に非がないとは言いません。

 

この企業の姿勢と携帯会社は一緒です。いえ、多くの企業がそうです。

目先の利益をかき集めることばかりの奔走して、誰が大事なのかを忘れてしまっている。

 

本音を書きますが、セール客よりプロパー客を大切にしない店は信用しません。

ポイントで釣るようなセールストークは聞きません。

最初にお金チャージしてから買い物させるようなやり方には同意しません。これは絶対お客のために

ならないからです。多少のサービスが付いていても、最期は必ずいくばくかは残金のこしたまま

終わります。お店は絶対損しないのに、お得ですよとさも客のためのように誘う行為が嫌いです。

 

家族は私のことをめんどくさい女と言いますが、私は日本を愛し、かつての日本の経済成長を

知っている人間として、廉価販売と均一価格で、日本国民の見る目と感性をダメにした企業を

許せません。

たとえ家族の大反対を受けてもです。私がこれを言うと、少なからず嵐が起こります。

そりゃあ本音の本音を言えば、安い方がいいです。もちろんね。

でも、それに踊らされる自分がいやなのです。もう残り少ない余生です。

そんなことに左右されないで生きて、死にたいです。

 

・・・いつまで? と、つぶやいたのは家人でしょうか。

あなたが死ぬまでよと、思い切り優しく微笑んで見たら、背中に鳥肌がたったそうです。

いますぐ・・死ね。。。

 

 

 

 


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