災害はいつも目の前にある

2024年11月02日

11月になっても、台風の影響が云々と言い、新幹線は停まり日本中に警戒情報が駆け巡る。

もう一年中「警戒」しっぱなし。

いやいやこれ揶揄しているのではないのですよ。

私だって災害は嫌ですし、能登半島のみなさんのことを思うと、鋼鉄の胸も痛みます。

 

でも、毎度「観測史上なんとかの・・」を繰り返している気象庁の報告を聞いていると、なんとも

割り切れない思いが抑えられないのです。

携帯を開けば、自分の住んでいる地方の天気予報がタイムリーに入って来ます。

ピンポンと鳴るからと携帯開くと「あなたのお住まいの地方は何時何分ごろから雨が降ります」と

お知らせが入っています。

なにか行事しようかと思えば、家人は「まず天気見て」と言います。一週間後のです。

こんな事細かな予報もできますし、旅に出る時は洋服の心配までしてくれます。

これらをおおきなお世話と思うのは捻くれババだからですか?

 

普段の生活でいつ雨が降ろうと私は構いませんけどね。

雨に濡れてもいいです。私は傘が大嫌いで少々の雨に傘はさしません・・つまらない自慢では

ありません。ただ傘をさしたら、大抵の場合忘れて帰るので嫌いなのです。

雨が降りそうでも傘は持ちません。どうしてもというほどの雨の時は出先でビニール傘を買います。

ビニール傘は増えます。

 

でも、どんな高価な傘で試しても、行く先で雨が上がれば忘れます。

なので誕生日に息子が買ってくれた六本木ヒルズのなんやらいう外国製の傘はこの10年さしたことが

ありません。忘れるのが怖いです。大層な箱に入って「これなにっ?」ってラッピングできたものです。

そうそう忘れるわけにはいきません。

きっとあの傘は私が死ぬまでクローゼットに置かれたままでしょう。

死んだあと、形見分けと称して娘が使い倒す・・気がします。

・・ま、我が家の問題は関係ないことですが・・

 

余計な方向に話が行くのはいつものことですが、そもそもはこんな細かな警報出すのに

なぜ観測史上初の出来事を毎度毎度予想できないのかが不思議です。

雨の降る前にその予想できませんか。

せめて夜になる前に。家族が離れ離れになる前に。

降ってからではなくて降る一日前に。そして得意のAIかなんかで、こうなるって画像流したら

どうでしょう?

あなたの家はこうなる。という脅しと警告です。画像付きの。

たぶん大丈夫と思っている人がみなそれに従うとは思いませんが、リアルな映像にビビる人は

今よりは増えるような気がするのですが。

一人でも二人でも、そんな人が増えたらいいのではと思うのは、所詮シロートの戯言でしょうか。

 

地震もそうですが、警報や警告は寸前では「ないよりまし」程度の準備しかできません。

三年前、北朝鮮がミサイル発射した朝、私たちは小樽にいました。北海道にいる私たちを案じて

お師匠妻がラインで知らせてくれた時は、暢気に朝ごはん食べていました。

そしてその数分後、私の警戒アラートが鳴るという、なんともお笑いの出来事もありました。

 

真面目に真剣に防災や防衛を考え試行錯誤を繰り返している機関や人間がいると私は信じています。

・・たぶんですけど。

でも、いつまでたってもそれが現実に結びつかない時、それは「机上の空論」と言います。

一生懸命な人に申し訳ないと思いながら、私はいまの研究者の多くがこの机上の空論を

こねくり回しているようにしか思えないのです。

研究者さん、並びにお身内知人にそういう方がいたらごめんなさい。

でも、雨が降るたび、その雨が長く続くたびにどこかでまた、大きな災害がおきませんようにと、

祈るしかないおババの切なる願いです。

 

キミでもそんなこと考えるんだと、私のことを鬼女のように思っている家人に言われると、

思わず我を忘れそうになりますが、今日はおとなしくうなづいておきましょう。

新幹線はまだ運転再開はしていないようです。。。

 

 

 


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