妄想と現実

2024年11月20日

いやぁ、兵庫県は大変なことになっていますね。

もちろんリアルタイムで斎藤知事の再選は知っていました。はい唖然とし、これは悪夢かと

思いました。

以下は妄想おババの妄想独り言です。

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私は淡路島にほぼ月一で行くぐらい好きです。内海とはいえ、あの荒々しい波と海と空の

間から上がる朝日は何回見ても美しすぎて心が震えます。この鋼鉄の胸が・・です。

そんな私ですが、今月初めに行ったときは、道の角に立てかけられた選挙看板が

気になって仕方がなかったです。

もち、衆議院選挙の西村康稔氏と斎藤元彦氏のものです。

そして結果、両氏ともに当選されましたね。

 

失礼ながら兵庫県民の見識をお聞きしたいと思いました。

清廉潔白な政治家がいないことぐらいは、もうこの年まで生きてくれば判ります。

それでも、あれだけ叩かれ糾弾され、真実を突き付けられても、弁解に終始した国会議員と

百条委員会にかけられて、議会から総スカンくらった県知事が当選するという日本の

現実に、呆れるというよりうすら寒い思いがしました。

もちろん両氏の当選の課程は違いますが、県知事選の開票日のあの熱狂を見た時、ここは

日本かと思いましたね。

この熱狂、悪くはないです。いままで無関心だったり、冷ややかな選挙民が、たとえ

ネットに踊らされたとはいえ、ここまで熱くなったことは評価に値するでしょうが・・

 

そのあと、街頭インタビューで「斎藤さんは嵌められた」「斎藤さんは悪くない」と

言い切る人たちの多さに愕然としました。

それも若い人ばかりではなく、それ相応の年代の方たちまでもが、ネットで調べて

自分で判断したと言い切っておりました。

・・・でも、斎藤さんは悪くないかどうかはまだ結論が出ていないのではありませんか。

百条委員会はまだ結論だしていませんよね。

 

マスコミは信じられないとその人たちは言いますが、ネットはそれほど信じられるんですかね。

視聴率のために右往左往しているテレビと、どこの誰とも知らない人間が書き殴った「これが

真実!」というネット記事との間の信頼度はどれほどの差があるのでしょう。

みなさんよくご存じと思いますが、ネットは自分の必要にあわせて、いろいろな情報や

知識を送ってきます。

ちょっと旅先のホテル調べたら、お願いもしないのに、その付近のホテルのPRがバンバン

入りますよね。ネットってそういうものでしょ。

 

テレビが信じられないのは判ります。

この選挙の結果を各テレビ局はいわゆるワイドショー系で自省したと見解を出していますよね。

選挙の公平性を鑑みたら、検証できないことは放送できないと昨夜の「ゼロ」は言っていましたが

それは嘘ですね。

検証できないことは今までも何度も放映してますよね。私は殆ど毎晩見ていますから

どれが事実と違うかったかは判りますよ。

そして検証できなかったことはと言いますが、選挙中に彼らが言う事の真偽はともかく

人が亡くなっていることは事実です。

 

そして、斎藤氏がそのことに関して裁かれている途中であることも事実です。

それを踏まえての報道ができなかったのか、しなかったのか・・

穿って考えれば、こういううねりの中で、そういう報道したら、ネットからの非難や中傷が

怖いからではありませんか。そりゃあ、批難轟々でしょうね。

 

「斎藤氏は正しい。嵌められた」と口々に言う支援者さんたち。モールの橋がたわむほど

駆けつけた支援者さんたち。あなた方の意見が変わることは自由ですし、誰もそれを

どうにもできるものではありませんが、あったことと、知ったことは別です。

たまたま、今、私は吉村昭氏の名著「関東大震災」を読んでいます。その中ではデマと

群集心理の恐ろしさを何度も描かれています。

 

尤も、これを仕込んだ人もいるのでしょうね。

例えばあのT氏とかは、怖いです。百条委員会の委員の自宅前で脅しをかけたりしてる

彼の行動はどう思われるのでしょう。

そしてそれを知りながら、選挙の公平性なんて言葉を隠れ蓑に報道しなかったマスコミの

正義はどこにあるのでしょう。

 

おババの妄想はますます広がり

もしかしたらこれは某国の実験なのではないかとさえ思いました。

ネットに支配される世界はすぐそこに来ています。自国もそれでいろいろ痛い目にも

遭っています。それらが選挙にどう影響するのか、自国の属国である日本の小さくはない

地方都市の首長選挙で実験してみようと・・思ったのではないか。

こんな状況でも、どうやったら巻き返せるのか、迫れるのかという実験を考えたのでは

ないかとさえ思いました。

候補者すら知らないボランティアのネット担当者が400人って、ただの日本人のおババには

信じられません。誰かが意識的に仕込まないとできないのではないかと思うのは

世俗に塗れたおババだからこその僻みでしょうか。

 

マスコミが悪いのか、ネットが怖いのかは判りませんが、ますます住みにくくなった

この世界で、自分らしく生を全うするのは、そう簡単なことではないとしみじみ

思い返した日々でした。

 

こんなことを言いながら明日、紅葉狩りに行こうかなんて思う私が一番

「なにも考えていない日本人」なのでしょうか。

そんなキミが人間らしくていいよなんて言われたいかなと思っていると、家人が

芋掘りから帰ってきました。我が家の日常はまだまだいつも通りのようです。。。

 

 

 


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