新年明けましておめでとうございます
年末はなにやら忙しさに紛れて日々をすごしておりましたが、やっと一息という時間がとれました。
今朝は例年の如く、近くの神社に初詣です。
地元の有名神社でもありますので大晦日から元旦まではどんなに混んでいるかは十分承知なので
もう何年も、日をずらしての早朝詣にしております。
早朝の凛とした朝の冷気の中を参道をあるくのは、なかなか爽快なものです。Pもこの時間は混んでいませんので
楽々駐車で揉め事知らず。いいことずくめです。
苔むした寄付金の石碑の名前をたまにはじっと確認しながら(意味はないのですが)歩きながら知り合いの
名前らしいのや、企業の名前を探すのは地元ならでは。
ちなみに年末に二年ぶりに伏見稲荷に参りましたけれど、その人出の多さに怯んで、十分に味わえなかったのが
残念です。例年のお礼参りも兼ねていたのですが、もう少し静かな時期に行くべきでした。
伏見ふたばでいつも買っている「豆餅」が午前中の時間に売り切れていてそれが「数量調整のため」と
聞いた時には、なんだかちょっと寂しい思いがしたものです。
毎年の行事が少しづつ変容していくのを肌で感じることは、なかなかの寂寥感があります。
それが目に見えての「生産調整」だの「合理化」だの「物価高騰」だのが理由であれば
尚更です。
それらに耐えて綿々と続いた先祖の努力をここで手折るかと思えば、店主さんのご心情は
ともかく、末端の愛好者としても、とても寂しく感じます。
そしてそんな中での参拝。
いつものように真ん中でお詣りします。私はどこに行っても、例えそこが一番の長蛇であっても必ず
真ん中でお詣りします。空いたからといって、ひょいと隣に行ってパンパンなんてことはありません。
いつもと同じ、お賽銭以上の願い事をつらつらお祈りして、隣のおみくじ場に。
人出不足のせいか、いつからかここに巫女さんはいず、氏子のおじいさんがたむろしています。
その中でガラガラ・・・
おっ!!! 「な、なんと一番!!!!!!!」これは衝撃的に嬉しかったです。
なんでも一番が大好きな私は元気に、
「一番ですっ」と声をかけると「おー」とおじさん。
そしておもむろにとなりの台から、渡してくださったのがなんと金色のおみくじ。
もう何十年もここに通い続けておりますが「金色みくじ」は初体験です。
この年でも初体験というものはあるものです。
一番の金色みくじ・・なんてすばらしい年明け。
もち、友人親戚にラインで写メ送りまくり。満面の笑顔と共に。
そしてこんな時は、家人の下手糞な写真技術もなんら気になりません。
こいつは春から・・なんて歌舞伎役者みたいなこと呟きながらの今年の始まりは
私の心を有頂天にさせました。
帰宅してその勢いで、年末ジャンボの当選番号を確認した私は、現実に戻りました。
現世はそうそう甘くはない。
私に都合よくできている訳ではないことが、改めて身に沁みました。
そりゃそうですよね。
神仏のご利益だけで運が転がり込むなら「努力」や「忍耐」なんて言葉はとっくに
雲散霧消していることでしょう。
神様は、私の堕落を見越して止めてくださったと・・・思うことにしました。
今年もこうやって一年を過ごしましょう。
楽にラクに流れたがる自分を叱咤激励して、人並みの常識と努力と労働でこの世界の
片隅の小さな小さな力になりましょう。
ヒトとしての、死ぬまでの努力です。。。