今年のはじまりは・・

2025年01月06日

この年末年始もいろいろありました。今日あたりはそのことを振り返ってみたいな

テレビ番組が朝から流れています。

そりゃあ一番の驚愕は韓国の飛行機事故です。

私世代の人間にとって飛行機事故と言えば、やはり真っ先に思い出すのはJALの御巣鷹山です。

もちろん私は当事者でもありませんし、親戚縁者にその関係者は一人もおりませんが、

そんな私でも何十年も忘れることなく、当時生き残った中学生の女の子と母親と女の子、そして

JAL勤務の女性の名前は鮮明に残っています。

そして数々のエピソードや、山崎豊子先生の「沈まぬ夕陽」やドラマ、映画もどれだけ見たか

判りません。

 

そんな世代に「飛行機事故」はずーんと響きます。

しかも生存者二名。170人を越える人が亡くなっているという大事故です。

去年の羽田の事故が、死者がでなくて奇跡!なんて言っていたことが、戯言のように思えます。

事故解明に様々な人が様々なことを言っています。

ただ、目の前にコンクリートの壁が急接近してくる事態に、機長はどれほどの恐怖の意識を

持ち続けたかと思うと、想像を絶します。

 

とんで2日、3日はやっぱり「箱根」でしょう。

青山学院は立派としか言いようがない快挙です。原監督と選手の一部はつい2日ほど前のバラエティにも

出ていましたよ。(もちろん録画でしょうが・・年末特番です)

この歴史と偏見と権威に満ち満ちている箱根駅伝を「楽しむ」という本来の目的に帰してくださった

原監督の実力は称賛してもしきれないものがあります。

美穂夫人を胴上げしたシーンも、お見事でした。

原監督の車上の激励は素敵です。走り人のマインドを上げるような言い方、言葉選び、イントネーション。

失礼ながら駒沢大学の前監督大八木さんのように上からの罵詈雑言交じりの檄はありません。

あくまでも「楽しげ」ということが、芯にあるからだと私は思っています。

 

そして今日は、さる進学塾の倒産をずっとテレビでやっています。

そりゃあ、そこの塾生さんは大変でしょう。この時期にですからね。

でも、「塾」ですよ。あえて言うなら「ただの進学塾」

学校でも、超大型企業でも、銀行でもありません。

大学に行くための手段として選んでいる「場所」です。

仮に今日倒産したとしても、昨日までは普通に授業受けていたはずでしょう。

それを、したり顔のコメンテーターさんたちは「受験生のメンタルが」とか

「与える影響を考えたら、なんとかなりませんでしたかね」とか言っておりますが、

長い人生には、こういうことはたまさか起こります。

あえて言うなら、こんなことで合否は左右されません。もしこれが原因で落ちたとしたら

それはもう落ちる運命です。

それを、社会が寄ってたかって「受験生のメンタルが心配」ってどんだけ過保護??

 

世の中には高校出てすでに働いている子もいます。中学だけで仕事に就いてる子さえいます。

塾などとは程遠い暮らしぶりの同世代もいるのです。

そんな彼らも見ているかもしれない公共のメディアで口々に「かわいそう」「メンタルが」

「影響大ですね」ってどんだけ甘いの??

また経営者目線で言えば「なぜもっと早く伝えなかったか」と言われても、最期の最後まで

奮闘して矢折れ力尽きたのかもしれないじゃないですか。

誰が自分の作った会社が危機に陥った時、平然としていられますか。

対岸の第三者が好きなこと言うなとテレビに向って毒づいてしまいました。

 

あれ・・これって、

はるか昔、親戚のおばあちゃんが認知症になって、テレビの司会者さんがはじめと終わりに

礼をするのに合わせて、自分で丁寧に頭を下げていたのと逆バージョン・・

そのおばあちゃんの事、大好きだったんです。私。

でも、そうはなれなかったことを突き付けられた思いです。

それでも、これが私なのですから、2025年もこの調子で生き抜くのでしょうね。

私は私の中の「優しさ」を、誰にも気づかれないようにひっそりと育みます。

 

…今更そんなこと言われてもねぇ←カゲの声でした。

 


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