如月に思う

2025年02月04日

なんと! 外は吹雪・・

ふと窓外を見たら、水を含んだ重たい雪がキレの悪いダンスを踊るかのように空から

舞い降りてきています。

一過性の事とはいえ、この冬の寒さのビークが今なのだろうんとひしひしと感じます。

それにしても、埼玉県の道路陥没事故はいったいいつ解決するのでしょうね。

上下水の完備した文化的な清潔な日々の果てにはこんな落とし穴があるのです。

いえ、決して嫌味ではないですよ。

 

だれしも汚れたものよりは、綺麗なものや清潔なものの方がいいに決まっています。

でも、なんでも下水にそのまま流す文化的な生活と、一旦貯水して微生物で分解して生活水路に

流す生活とは、どちらがより文化的なのかと、ちよっと考えたりしました。

それにしても、運転席に閉じ込められたドライバーさんは、いつ助け出されるのでしょう。

こんな寒波の夜や、落下の衝撃や、長い時間の経過や、彼にとってよくない状況の時間だけが

過ぎていきます。

そして、周辺の方にとっても、自由に水が使えず、流せずという当たり前だった日々が失われて

もう一週間です。

 

私ならどうするか・・考えるだけで恐ろしいです。

行く当ても、期限も判らないままどこかに・・と判断するような気がします。

体力とお金と精神力の果てるまでの漂流・・想像するだけで恐ろしいです。

私には「寅さんのような暮らし」はできません。もっともファンでもなかったですけど。

亡夫の兄は、合理的で知的な人でしたけれど、なぜか「寅さん」の大ファンで映画は必ず見ていた

そうです。そういう人が、惹かれるのでしょうか。

そんな取り留めもないことを思いながら、もう二月になって、今年は節分が2日だなんてと

思いながら巻きずしを食べたのはつい二日前。

私の父妹(叔母です)が天寿を全うしたのは去年の節分の日でした。

私は大往生と思っていましたが、叔母の息子(私の従弟です)にとっては突然の別れで後悔も

死に際の不審もまわりの反応も、いまだ納得できないままらしいです。

 

人は見る目と立場で、見えるものが全く変わります。

白が黒になったり、黒が白になったり、色が抜けたりぼやけたり・・そんな人間関係の世の中が

めんどくさくなったり、どうでもよくなったりするのが「老化」という事なんでしょうか。。。


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