斜めから見る平和
三月になって、砥部焼のお雛様を並べたのはうちです。まあ、だいたいこんなものです。
そしてもう年頃の子もいないのだからと、三月いっぱいくらいは出しっぱなしにしているのも
うちらしいと言えば、そうでしょう。
季節感は、もう、自分の体感次第です。
体が春だと言えば春。夏だといえば夏です。
カレンダーも日めくりも、今はただ数字で日にちと曜日を知らせてくれるだけの
ものです。ここまで唯我独尊で生きれるかねという声もも馬耳東風。
そうなんです。それが私ですと開き直るのは、天性のものか、年ゆえの蒙昧か・・
週末にトランプ大統領とゼレなスキー大統領が、あわやつかみ合い・・とニュースが
今日も流れていました。
50分の会談の全部みた訳ではありませんが、どのテレビもトランプ氏の横暴というスタンスで
放映していましたね。
当初は和気あいあい。40過ぎたころに突然の豹変。
豹変したのは誰です?
トランプ氏? 副大統領? ゼレンスキー氏?
ニュースで見る限り、「私にこれ以上どんな外交をしろと?」と副大統領に迫ったのは
ゼレンスキー氏ではありませんでしたか。
そもそも、停戦合意の会談です。水面下では様々な思惑が入り乱れ、どこまで相手の意を汲むか
こちらの引き際はどこなのか。落としどころのラインはここと、微に入り細に入り打ち合わせは
していたはずではありませんか。
もちろんしていたでしょうね。
あの副大統領のセリフが突然のものであったとしても、ゼレンスキー氏は元俳優でしょ。
あの程度のセリフにアドリブで答えられないの。と思ったりしたのは、いくらなんでもオバサン的
発想すぎるでしょうか。
思うにトランプ氏はみんなの前ではホンネ風のもの言いをし、ゼレンスキー氏はみんなの前で
格好つけるタイプなのではないでしょうか。そうなら水と油ではありますよね。
トランプ氏は過去の援助の支払いをまずしてくれと迫り、物渡すんだからこれからの援助も約束
してくれと迫ったゼレンスキー氏。お互いの行為への判断の差なのではないかと思うのですが・・
現実にはこんな簡単な判断ではないでしょうが、残念ながら高尚な時事問題をここに開陳するほどの
知性と教養がありません。この程度の表現でお許しください。
ウクライナの戦士や人たちの多くがその命を失っていますが、それはロシアも同じです。むしろ
数字だけでいうならロシアの方が多いです。
プーチン氏に問題はありますが、戦火に散った命に敵味方はないと、第二次世界大戦で私たちは
学んだのではないですか。
戦争に正義も悪もない。始めたらその時点で、時の為政者は共に「悪」です。
彼らは戦意高揚は謳っても、その身が戦場に最前線に立つことはありません。
立つのはどんな時代でも、市井の若者と壮年男子です(ウクライナの女性兵士は志願兵だそうです)
その散った命の上での停戦合意の話なのに、こんなことで物別れなんて、ありますか。
自分が正しいと言うのは止めないし非難もしませんが、その言葉の裏に多くの散った命があることを
自覚していれば、あんな簡単に相手を怒らせるでしょうか。
もっとはっきり言うなら、ウクライナは負けているのです。
かつて日本が無条件降伏したことを思えば、無条件で停戦を受け入れるという選択もゼロでは
ないのでは。
祖国の地は割譲されても、ヒトの命は守れます。
なにを寝ぼけた平和主義者と言われても、いまゼレンスキー氏に求められているのは
「寝ぼけた大統領」「祖国をアメリカに売り渡した売国奴」と国内の非難を一身に浴びてでも、戦争を
終結させようとする意志ではありませんか。
その時は世界中を敵に回しても、いつか歴史は彼の行為が英雄的であったことに気付きます。
いままでの歴史がそうではありませんか。
こんな時に日本の国では、予算のために悪魔にでも魂売ろうかという与党と、この好きにちよっとでも
自党を売り込み甘い汁吸おうと言う野党の争いは、ちっちゃなコップの中の嵐にしか見えません。
いまこそ、アメリカでもヨーロッパでもない、しかもかつて悲惨な戦争を経験して見事立ち直った(その
あとのことは口を噤みましょう)唯一の被爆国として、仲裁者として、石破さん!行きなさいよと
背中をどーんと押したい気分です。
ホントにしたら逮捕されるでしょうけれど・・
春が来ているというのに、おババの心根はちっとも温かくも、穏やかにもなりません。
それは、性格だからねといういつもの声にも、振り向く気持ちもありません。
こんなおババでも、ウクライナとロシアの停戦は、本当に心から待ち望んでいるのです。
もちろん終戦はもっと待ち望んでおります。。。