傲慢と素直

2025年08月01日

酷暑とまで言われる暑さですが、それにもいいところはあるもので、

見も知らない人ともすれ違いざま「暑いですねぇ」とか「お気をつけて」などと

かわす言葉が自然に出てきます。

これ、春や秋なら無言で通り過ぎています。

見知らぬ人と「いいご陽気で・・」なんて言葉交わしたご経験、おありの方は?・・たぶん

いらっしゃらないでしょう。

 

そう思えば、何事にでも裏も表も、光と影はあるもので、生きているということは

なかなか面白いことばかりです。

 

昨日は我が家では恒例になっているレジャープールに娘とその次男と四人で行きました。

長男の時からの我が家の恒例行事で、このプールが開園してからの行事ですから、我が家は

たぶん皆勤賞を貰えるはずです。

長男はもう去年から離脱。四人が五人になり、また四人に戻りました。

正直、かなりヘビーです。年々車を停める位置が遠くなり、そこから入場口までが暑くて遠い。

それも大きな荷物を持って・・いやホントのこと言うと私は自分のものだけで、

大きなものは家人と娘が手分けして持っています。

 

でも、そこから有料貸席の窓口までがまた端から端。なんでこんな位置に作ったのよと毎年

毒づいておりますが・・もちろん誰のもとにも届かない。それが暑い・・

やっと席を確保して、待ちきれない次男の相手するために、私ももう水着着用の上に

服着ていますから、早いです。・・・いやいや、そこのご想像はご勘弁ください。

あまりに恥ずかしすぎる。

 

でも、この最初にプールに入るひと時が、至福の涼感に全身が包まれるのです。最近のプールは

衛生も温度もきちんと管理していますから、冷たすぎずちょうどいいかんじなのです。

プールに入って、浮き輪にプカプカ浮かんでいる時の幸福感。

これは夏ならではですよ。

 

海外に行ったりしたら、必ずホテルのプールに入りますし、そこでは年齢も体型もなにも

気にしないでおりますが、さすがにここでは・・と周りを見ますが、プールに入っていると

どうやらそれは世界共通のようで、誰もおババを気にする人はおりません。

もしかしたら、この中は希少な年齢レスの世界なのかもしれません。水力で浮きますし、

大きな浮き輪は誰だって持っている。

・・そう思ったら、もう私の世界(笑)

次男のため・・に、来ているのではないかな(笑)(笑)(笑)

 

口では「もう体力的に無理。来年は期待しないでね」とか「今年で卒業」などと

言っておりますが、案外楽しんでいるのは私かもと思ったら

「あなたのために、あーちゃんはがんばってきてるのよ」と恩着せがましく言ったこと。

「うん。ありがとう。」と素直に帰した次男のことを、ちよっと顧みました。

 

「いや、あーちゃんも楽しかったわよ。来年もまた来ようね」とは素直に言えない私です。

そして、それを知りながら、私と次男の会話を興味深々と、腹の中で笑いながら聞いている

娘と家人です。

言えない代わりに、プールのあとお風呂に入りますが、そのあとでアイスクリームを

買ってやることにしょうかなと思いましたが、これも何も特別なことではなく例年のことです。

・・・・うーむ。素直なおババになるのはなかなか難しいです。なので、ゆるせよと

小さく呟いておきます。

いつか彼も判ってくれることでしょう・・(期待)。。。

 

 


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